【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、朝鮮人民軍西部地区のミサイル連合部隊が26日、黄海上で戦略巡航ミサイルを複数発発射する訓練を行ったと伝えた。金正恩朝鮮労働党総書記が視察し、「強力な攻撃力で担保されるのが最も完璧な抑止力だ」と主張。「核武力の臨戦態勢をより徹底的に整える」よう指示した。
 韓国軍も28日、北朝鮮が26日午前8時(日本時間同)ごろに巡航ミサイル数発を黄海に発射したのを探知し、監視していたと発表した。
 朝鮮中央通信は「国の安全保障環境を侵害し、対決を助長する敵に軍の反撃能力と核運用手段の準備態勢を知らせ、核抑止力を誇示するのが訓練の目的だ」と説明した。 
〔写真説明〕北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=24日、平壌(朝鮮通信・時事)

(ニュース提供元:時事通信社)