【ワシントン時事】米連邦預金保険公社(FDIC)のヒル総裁代行は21日、向こう数カ月の重点課題として、「力強く成長する経済」を促すため、金融規制などを大幅に見直すことを挙げた。トランプ米大統領は20日、グルーエンバーグ前総裁の退任を受け、副総裁だったヒル氏を総裁代行に指名した。
 ヒル氏はまた、暗号資産(仮想通貨)を含めた金融革新や新たなテクノロジーに対し「より開かれたマインドの手法」を取る方針を示した。
 FDICや連邦準備制度理事会(FRB)など米当局は、2023年にシリコンバレー銀行をはじめとする中堅銀行の破綻が相次いだことを踏まえ、銀行の資本規制強化に乗り出したが、ヒル氏はこれに反対していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)