【ニューヨーク時事】米南部ルイジアナ州の保健当局は6日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染し、入院していた重症患者が死亡したと発表した。鳥インフルによる米国での死者は初。患者は65歳以上の高齢者で、基礎疾患を抱えていた。
 当局によると、患者は野鳥や裏庭で飼っていた鳥に接触した後、感染が確認された。公衆衛生上のリスクは低いものの、当局は感染源になり得る動物への接触を避けるよう呼び掛けている。
 米国では人が鳥インフルに感染する事例が相次いでいる。疾病対策センター(CDC)によると、乳牛や鳥などを介したとみられる感染例は昨年1年間で60件を超えた。 
〔写真説明〕高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルス粒子(青く着彩)の電子顕微鏡像=米疾病対策センター(CDC)、米国立アレルギー・感染症研究所提供(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)