【ロンドン時事】欧州連合(EU)欧州委員会は5日、ルーマニア大統領選で情報操作などの不正の疑いがあるとして、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に対する監視を強化したと発表した。IT企業に違法コンテンツ対策を義務付けたデジタルサービス法(DSA)に基づく措置だとしている。
 欧州委は選挙プロセスへの介入や偽情報拡散などのリスクに対処するため、ティックトックを運営する企業に選挙関連データの保存を命じた。ただ、現時点でDSAに違反したと結論付けたわけではないと強調した。 
〔写真説明〕Tiktokのスマートフォンアプリ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)