企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】10月号

 

官民あげてDXが叫ばれる一方、セキュリティーインシデントが後を絶ちません。取り扱うデータの質と量が上がり、サービスレベルが上がれば、求められるセキュリティーレベルも上がります。のみならず、サービスのIT 依存が高まるほど、システム停止時の影響は大きいでしょう。

エラーは常に起こり得ることを前提に、システムの開発設計から運用監視、異常検知、情報連絡、そしてIT停止を想定した業務継続まで、広く対応体制を整えておくことが急務です。専門家のインタビューと事例から、DX 時代のITインシデント対応、IT-BCP、BCPのあり方を探ります。

 

恒例の事例紹介は、不確実性の時代をにらんだリスクマネジメント改革にフォーカス。環境変化に適応できる柔軟性の高い組織運営を目指し、既知のリスクの管理とともに未知のリスクの早期発見と対応強化を進めるべく、社外専門家と連携してインテリジェンス活動の向上に努める花王の取り組みを紹介します。