2022/03/01
2022年3月号 変わる防災ビジネス
企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】3月号
災害は「総力戦」で立ち向わねばならない時代だといいます。激甚化する気象に対し少子化・高齢化が進む社会、限られたリソースで対応していたらもはや繰り返す危機を乗り越えらない、と。総力戦とは、一般の一個人・一企業が防災のメインプレイヤーとなって戦うこと、すなわち社会の全員で災害に備えることだといえるでしょう。
ただ、リスクは顕在化しない限り目に見えないこと、そしてかけられるコストには限界があることが、これまで、一個人・一企業の取り組みを妨げる要因となってきました。それがいま、大きく変わろうとしています。「備える防災」から「備えない防災」へ――。東日本大震災から11年、防災ビジネスの新たな潮流を探ります。
事例紹介は、2年近くに及ぶ新型コロナの非常時体制のなかで試行錯誤を繰り返し、危機対応力を進化させている製造業2社をピックアップ。あらゆる対策を従業員と一丸で実践し生産への影響を防いできた自動車部品メーカーと、企業の社会的責任というコロナ前からの一貫したスタンスで感染症と向き合う医療装置メーカーを紹介します。
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方