2018/01/26
防災・危機管理ニュース
熊本県は19日、「難病患者・家族のための災害対策ハンドブック」と「緊急支援手帳」を作成したと発表した。「難病患者・家族のための災害対策ハンドブック」には、難病患者やその家族が、災害発生時にどのような行動をとればよいのか、そのためには日頃からどのような準備をしておけばよいのかを考えるためのヒントを掲載している。「緊急支援手帳」は、人工透析患者用、人工呼吸器装着患者用、それ以外の難病患者用の3種類。各保健所と県庁健康づくり推進課で配布し、県のホームページからダウンロードもできる。
「難病患者・家族のための災害対策ハンドブック」は、平時から準備しておくこと、病態別の準備のチェックリスト、緊急支援手帳・ヘルプカードの活用、保健所など連絡先一覧、熊本県防災情報メールサービスについて掲載している。熊本地震後の2016年7月に熊本難病・疾病団体協議会が行ったアンケート調査「『指定難病患者が熊本地震後に困ったこと』に関する調査 報告書」から難病患者の声を抜粋し、各項目の末尾に載せている。
「緊急支援手帳」は、緊急時にも適切な治療、支援を受けることができるよう、緊急時の連絡先や薬の情報などを記入し、日頃から携帯してもらうために作成した。
■ニュースリリースはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_21975.html?type=top
(了)
リスク対策.com:横田 和子
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