ラスベガスでの銃撃事件を受け、外務省は注意喚起を行った(出典:写真AC)

1日(現地時間)、米国・ラスベガスのコンサート会場で銃撃事件が発生。50人以上が死亡したもよう。外務省は2日、海外安全ホームページで注意喚起を行った。イベント会場では入退出の時間を調整するなど人混みを避けるように呼びかけている。

外務省はイベント会場や観光施設、ナイトクラブ、レストランといった人が集まる場所はテロの標的になりやすいことを言明。周囲への注意のほかできるだけ滞在時間を少なくするように呼びかけている。

コンサート会場や競技場といったイベント会場となる閉鎖空間には早めに入り、終了後は時間をおいて退出するなど、人込みを避けるよう注意。セキュリティが確保されていない会場の外側や出入口の危険も指摘した。万が一に備え、避難経路もよく確認することも大事だとしている。銃や爆弾に対しては頑丈なものの陰に隠れるほか、低い姿勢を保ち退避するよう対策を示した。また3カ月未満の出張や旅行の際は在外公館からメールで情報を受け取れる「たびレジ」の登録を呼びかけた。

フェイスブックは今回の事件を受け、「災害支援ハブ」を起動。自分の安否を友だちに伝えられる。また避難所や食料の配布先、移動手段などを探したり、逆に提供できることを知らせたりできるほか、事件に関する記事、画像、動画へのリンクもまとめている。

■外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C206.html

■フェイスブック「災害支援ハブ」
https://www.facebook.com/safetycheck/the-violent-incident-in-las-vegas-nevada-oct01-2017/about/?source=search

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介