【シリコンバレー時事】米エヌビディアは18日、人工知能(AI)向け半導体「ブラックウェル・ウルトラ」を今年後半に投入すると発表した。昨年提供を始めた「ブラックウェル」と比べ、回答を導く「推論」のためのデータ処理性能を1.5倍向上させた。2026年後半に投入予定の「ルービン」の性能のほか、27年以降の展開も示した。
 フアン最高経営責任者(CEO)が、カリフォルニア州サンノゼで開いた年次開発者会議「GTC」の基調講演で明らかにした。フアン氏は「必要な計算能力は、昨年のこの会議の時に考えていた量の優に100倍以上だ」と語った。 
〔写真説明〕年次開発者会議で基調講演する米エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=18日、米カリフォルニア州サンノゼ
〔写真説明〕人工知能(AI)向け半導体「ブラックウェル・ウルトラ」について説明する米エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=18日、米カリフォルニア州サンノゼ

(ニュース提供元:時事通信社)