2025/03/18
防災・危機管理ニュース
【エルサレム時事】イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに対する大規模軍事作戦を実施し、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、多数の女性や子供を含む413人が死亡した。北部ガザ市や南部ラファなどガザ全域で空爆が行われ、1月の停戦発効以降、最も激しい攻撃になった。
イスラエルのメディアは空爆について「ガザの停戦が終わったことを表しているもようだ」と報じた。停戦が破棄されれば、戦闘激化で市民の犠牲が増えるのは確実だ。ハマスは声明で「ネタニヤフ(イスラエル首相)が戦争を再開すると決めたことは、(ガザで拘束されている)人質に対する死刑宣告だ」と強調。人質も無事では済まないと警告した。
報道によれば、作戦の標的はハマスの中堅司令官や政治部門幹部で、都市部の人口密集地のほか、避難民のテントが集まる場所などが空爆された。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)はイスラエル当局者の話として、ハマスが人質を解放しなかったことを理由に、トランプ米大統領が攻撃再開を容認したと伝えた。
〔写真説明〕18日、パレスチナ自治区ガザの難民キャンプで、イスラエル軍の攻撃により破壊された住宅(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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