【ワシントン時事】ルビオ米国務長官は10日、国際開発局(USAID)の対外援助プログラムのうち、83%を正式に打ち切ると発表した。トランプ政権発足後、国務省はトランプ大統領が掲げる「米国第一」の外交政策に合致するかどうかを基準に対外援助の見直しを進めていた。
 ルビオ氏はX(旧ツイッター)で、見直しの結果、「米国の中核となる国益に資することなく、数百億ドル(数兆円)が費やされていた」として、5200件の契約を打ち切ると説明。残りのプログラムは国務省が担当し、議会と協議して進めていく方針を示した。 
〔写真説明〕米国際開発局(USAID)本部の表示を取り外す作業員=2月7日、ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)