【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク株式相場は、トランプ米政権がカナダとメキシコからの輸入品に関税を発動したことで貿易戦争への懸念が高まり、大幅続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比670.25ドル安の4万2520.99ドルで終了。下げ幅は一時800ドルを超えた。
 ハイテク株中心のナスダック総合指数は65.03ポイント安の1万8285.16で引けた。
 市場では、関税によるサプライチェーン(供給網)混乱のほか、米国でのインフレ再燃や景気悪化への不安が台頭。カナダなどが報復措置を発表して先行きへの警戒感が広がり、業績に打撃が見込まれる自動車株や景気に敏感な金融株が売り込まれた。 
〔写真説明〕米ニューヨーク証券取引所(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)