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平時から気象台と自治体の防災協力を
気象庁は20日、「地域における気象防災業務のあり方検討会」の第2回会合を開催。地域にある気象台の防災への取り組みについて方向性を提示した。平時は地方自治体との信頼関係構築や気象への理解を深め、緊急時には情報共有強化や気象台職員によるチーム派遣といった自治体との協力を行う。
2017/06/21
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要配慮者施設の水害・土砂災害対策強化
国土交通省と気象庁、東京都は8日、「水害・土砂災害への備えに関する要配慮者利用施設の管理者向け説明会(東京都)」を都庁で開催。高齢者向け住居を始めとする要配慮者向け施設の管理者や区市町村に向け、避難計画の策定など水害や土砂災害への備えを呼びかけた。
2017/05/09
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気象庁、7月から大雨・洪水警報を改善
気象庁は4月28日、大雨・洪水警報の改善について発表した。大雨警報の浸水害についてはこれまでの雨量によるものから、雨水が地表面にたまる量である表面雨量指数で判断。洪水警報には従前は雨量と雨水が河川を流れ下る流域雨量指数の両方を用い判断していたが、今後は流域雨量指数のみで判断する。7月上旬から実施する。
2017/05/08
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気象台が地域防災向上へ取り組み
気象庁は気象台の防災への取り組みを強化する。26日、「地域における気象防災業務のあり方検討会」の第1回会合を開催。気象台は情報発信にとどまらない、地方自治体や地域の情報の理解力や活用力を上げるための取り組みについて検討を行う。
2017/04/26
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21世紀末の猛暑日、100年間で年19日増
気象庁は3月30日、「地球温暖化予測情報第9巻」を公表した。国際的な専門家による地球温暖化研究の政府間機構である、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書での4つの温室効果ガスの排出シナリオのうち最悪の場合を想定。21世紀末には20世紀末と比較し、日本の年間平均気温は4.5℃上昇し、猛暑日が約19日増加。1時間降水量50mm以上の強雨の年間発生回数が2倍以上となることがわかった。
2017/04/06
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緊急地震速報、最終報の60秒制限撤廃
気象庁は緊急地震速報の警報発表を見直す。これまでは地震検知から60秒で打ち切っていたが、継続して調査し想定される最大限の揺れがわかった時点で終了するやり方に今後変更する。22日、「緊急地震速報評価・改善検討会」の第9回会合を開催。新手法であるPLUM法を導入した後の速報について話し合った。
2017/03/22
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気象庁、緊急地震速報の予測に新手法
気象庁は1日、「緊急地震速報評価・改善検討会」の第7回技術部会を開催。緊急地震速報の予測に関し新手法を取り入れる方針を示した。従来手法と組み合わせたハイブリッド型による予測を、2017年度をめどに導入する。
2017/03/01
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津波予報データベース、全国的見直し
気象庁は23日、第14回「津波予測技術に関する勉強会」を開催。2016年11月22日5時59分に発生した福島県沖の地震における津波データの分析結果を示し、この地震が発生したエリアの津波予報データベースに、今回の断層と同じ走向によるシミュレーション結果を3月までに追加する方針を示した。今後1年程度かけて、全国的にもデータベースを見直す方針。
2017/02/23
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長周期地震動を緊急地震速報対象に
気象庁は20日、第12回「長周期地震動に関する情報検討会」を開催。高層ビルの揺れに大きな影響を与える長周期地震動について、階級3と4は緊急地震速報に含めて発信する方針を固めた。2017年度からシステム作りに着手し、2018年度以降に運用を開始する。
2017/02/21
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文科省と気象庁、活断層の解説書
文部科学省と気象庁は15日、「活断層の地震に備える-陸域の浅い地震-」と題した解説書の共同作成を発表し、ホームページに公開した。全国版と8つの地域版を作成する。
2017/02/17