2024/12/20
防災・危機管理ニュース
政府は20日公表した12月の月例経済報告で、企業収益についての見方を「総じて見れば改善しているが、そのテンポは緩やかになっている」に下方修正した。前月は「総じて見れば改善している」で、判断の引き下げは2023年3月以来。本業のもうけを示す営業利益は増加基調が続いているが、直近では中小企業を中心に伸び悩みも見られるため。
景気の全体判断は5カ月連続で「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とした。企業収益を除いた各項目は据え置きで、個人消費は「一部に足踏みが残るものの、持ち直しの動きが見られる」を維持した。24年7~9月期に自動車や防災関連品の購入が増えたという。設備投資もソフトウエア投資などの増加を背景に「持ち直しの動きが見られる」で変わらなかった。
〔写真説明〕月例経済報告等に関する関係閣僚会議に臨む石破茂首相(右から2人目)=20日午後、首相官邸
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方