2024/02/26
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】パレスチナ通信によると、パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は26日、辞意を表明した。自治政府の閣僚を含め、辞表をアッバス議長に提出するという。パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスとの「戦後」を巡り、米国は自治政府を統治主体と考えているが、汚職問題などを抱えていることから変革を要求。シュタイエ氏の辞意表明は「戦後」を見据えた動きとみられる。
シュタイエ氏は閣議冒頭、辞任について、イスラエル軍によるガザ攻撃やヨルダン川西岸などでの治安悪化に関連した「政治、安全保障、経済での事態進展」を踏まえた判断だと説明。「ガザの現実を考慮した新たな政府と政治的合意が必要だ」と述べた。
ガザでの戦闘休止と人質解放を巡っては、カタールの首都ドーハで、仲介役の同国や米国、エジプトが、イスラエルと詰めの協議を行う見通しだ。ロイター通信は協議が今週行われると報道。エジプトのメディアは、ハマス代表団も協議に関与すると伝えた。カタールに続いてエジプトの首都カイロでも、交渉が行われるという。
〔写真説明〕26日、ヨルダン川西岸ラマラで記者会見し、辞意を表明するパレスチナ自治政府のシュタイエ首相(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方