おかしくないか? 日本の防災対策
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【最終回】震災対策訓練を考える~シナリオなき訓練のススメ~
もうやめよう「地震発生⇒火災発生⇒避難訓練」 今回のテーマは震災対策訓練です。多くの企業や病院・施設などでは、防災訓練といえば「地震発生⇒火災発生⇒避難」を想定した訓練で、訓練内容も例年同様。参加者も限定されるなど、マンネリ化していませんか。今回は、齋藤塾流「実践的な震災対策訓練」のポイントを、すべて公開します。次回は、「災害関連死ゼロを目指して」です。
2016/06/07
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第4回 無駄な備蓄をしないポイント
多くの企業や病院・施設などでは、従業員や利用者、さらには帰宅困難者向けに、必要となる水、食料、毛布などを備蓄しています。これらは、施設内の備蓄倉庫に保管されている例が多いのではないでしょうか。今回は、備蓄は何のために行うか、どの場面で使用するのか、備蓄倉庫の必要性などについて、検討していきます。
2016/05/31
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番外編 震災直後の「情報の共有化と情報トリアージ」
これまで、多くの企業の震災対策訓練は、「地震発生⇒火災発生⇒初期消火⇒建物外への避難」が多かったと思います。しかし、建物倒壊や火災発生がなければ、建物内に留まり「むやみに移動しない」ことが、震災時の原則です。
2016/05/24
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第3回 企業よ、急いで安否確認をするな
今回は、企業の防災・減災対策の基本ともいうべき「従業員の安否確認」について、検討してみましょう。
2016/05/17
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第2回 被害想定を信じるな
1 銀座での死亡者は数名? 8年前の東京都総合防災部在職中に、ある方から「東京都中央区銀座の地震による死亡者は数名しかいなく、しかも、多くの中間人口(約60万人)は含まれていないのは、おかしい」とのご指摘を受け、早速、当時の「首都直下地震による東京の被害想定(平成18年5月公表)」を調べてみました。
2016/05/11
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第1回 首都圏では「震災時に避難所へ行かない」。これが「最大の自助」
編集部より 東京都庁で長年にわたり防災対策や危機管理を担当してきた齋藤實氏。特に、2006年4月から5年間は、東京都災害対策本部を担当する総合防災部に在職し、地震、風水害、新型インフルエンザなどの実災害への対応に携り、また、幅広い防災関係者とのネットワークも築き上げた。
2016/05/03