台風10号の接近に伴い、JR東海は29日、東海道新幹線の三島―名古屋間で30日始発から終日運転を取りやめると発表した。東京―三島と名古屋―新大阪間は「こだま」を1時間当たり上下各2本程度運転するが、長時間見合わせとなる可能性もある。
 JR西日本は山陽新幹線の広島―博多間の計画運休について、29日午後5時ごろから実施すると発表。当初は午後9時ごろ以降としていたが、前倒しした。同区間の運休は30日午前10時ごろまで続く見込み。
 JR九州によると、九州新幹線は博多―熊本間の運転を29日午前8時ごろに取りやめ、博多―鹿児島中央間の全線で終日運休。在来線の運休も同日午後からすべての路線に拡大する。
 空の便では、日本航空と全日空が、29日に九州地方などを発着する計488便の欠航を決めた。 
〔写真説明〕台風10号の影響で、在来線が運転見合わせとなり、照明が消されたJR熊本駅構内=29日午前
〔写真説明〕台風10号の影響で、国内線が全便欠航となった運航状況を伝えるモニター=29日午前、熊本空港

(ニュース提供元:時事通信社)