2月倒産、28年ぶり低水準も中小厳しく
東京商工リサーチは8日、2月の全国企業倒産状況を発表した。これによると負債額1000万円以上の倒産企業件数は617件、負債総額は899億7900万円だった。倒産件数は前年同月比10.3%減(71件減)で2カ月ぶりに前年同月を下回り、2月では1990年の448件以来の低水準だった。一方で、倒産企業はすべて中小企業基本法における中小企業が100%を占める状況。都道府県別では前年同月より増加が22府県、減少が21都道府県と6カ月連続で増加が減少を上回っており、全国的には中小企業を中心に倒産減少の底打ちの動きを持続している。
2018/03/12