新年度が始まって1カ月。新入社員が仲間に加わり、多くの人が入れ替わる4月・5月は、組織内のリスクが高まる時期。さまざまなルールを周知徹底するタイミングでもあり、ガバナンスを効かせて取り組むうえで、危機管理担当者のメッセージには重いものがあるでしょう。昨今の社会状況やリスク環境をふまえ、防災・BCP、リスクマネジメントに携わる担当者は社員に何をどう伝えるべきか。新年度応援企画として、響くメッセージの切り口を提案します。
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情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。2024/05/10
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炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。2024/05/08
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家庭の防災は企業BCPとつながっている昨今は社員の自主防災力向上に努めている企業も多いでしょう。この時期は災害時のルール周知に余念がないと思いますが、ポイントとして提案したいのが、家庭の防災と企業BCP のつながりをしっかり伝えること。「家庭と会社は別」と考えがちですが、家庭の防災力を上げないと企業の事業継続力も上がりません。メッセージを出すよいタイミングです。2024/05/02