誌面情報 vol33
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物流を止めない。未納部品は後から空輸
日産自動車では、東日本大震災で国内工場および多くのサプライヤーが被災。海外向けの部品供給など、国 内外の物流が一時中断に追い込まれたが、関連会社、サプライヤー、海外工場が連携することで、中断からわずか 5 日で国内外の輸出入の業務を再開。震災から3カ月後の6月半ばには、日本から海外への輸出サプ ライチェーンを正常化し、海外の生産影響を最小限にとどめた。
2012/09/25
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需要の予測で安定供給
PC やストレージをはじめとした IT 機器の世界的メーカーであるヒューレット・パッカード(HP)は、サ プライチェーン戦略の1つとして「調達危機管理」プログラムを策定し、 品質管理やコスト管理など、 グロー バルな規模でビジネスを展開しながらも安定した生産と流通を実現している。昨年の東日本大震災やタイの 洪水では、事業継続の観点からもその有効性が証明された
2012/09/25
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特別寄稿 新型インフルエンザ等対策特別措置法の概要
特別寄稿内閣官房新型インフルエンザ等対策室 内閣参事官 杉本 孝■はじめに 変異するウィルス・過去のパンデミー本年8月に、米国のいくつかの州で豚インフルエンザ H3N2vが人に感染する例が合計 200 人以上報告された。
2012/09/25
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【緊急地震速報】 新幹線早期地震検知システム
主要動の検知で安全停止地震の初期微動の情報を安全対策に生かしているのは気象庁の緊急地震速報だけではない。JR東日本では、新幹線早期地震検知システムと呼ばれる独自のシステムを運用しており、東日本大震災では、このシステムにより東北新幹線を走行していた 19 本の営業列車すべてが安全に停車した。
2012/09/25
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直下地震の課題克服
対象施設周辺で地震波を検知「直下型地震など、震源に近いところでは緊急地震速報は間に合わない。 」シス テム運用上の限界としてあきらめられていた難問に挑む企業が現れた。
2012/09/25
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【緊急地震速報】東京は1分以上前に伝達
東日本大震災における緊急地震速報地震の発生直後に、強い揺れを予測して警告する「緊急地震速報システム」 。東日本大震災では、東北地方を はじめ多くの地域に地震の揺れが来る前に速報を流した。
2012/09/25
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【中長期の地震発生予測】“揺れる前”に備える
次の巨大災害を予測過去の発生履歴から危険性を探る地震の長期予測が本格的に始まったのは阪神淡路大震災以降だ。
2012/09/25
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日本の財政危機とプランB 講演録 (下)
一橋大学経済研究所 小林慶一郎教授超インフレ時代の到来2020 ∼ 2030 年に日本は破綻する前号では、国内外の経済学者が、日本の財政予測についてどのようなシナリオを描いているかについて紹介 した。
2012/09/25
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欧米における SCRM の動向
アメリカ政府・民間企業、イギリス業界団体などサプライチェーン・リスクマネジメント(以下、SCRM)の高まりは日本だけではない。欧米の動きをまとめた。■国家戦略としての SCRM 世界最大の貿易大国アメリカにとって、経済のグローバル化によるサプライチェーンの拡大は、国内経済の成長の原動力 とな る。
2012/09/25
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寄稿 ベティー A・キルドー氏 信頼と戦略的な協力
すべての業者と友好な関係を 寄稿 ベティー A・キルドー氏米国危機管理コンサルタント 東日本大震災では、サプライチェーンの寸断により、国内外の多くの企業の事業が中断する事態となった。
2012/09/25
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ダイヤモンド構造に注意
2012/09/25
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東日本大震災でリスクファイナンスが変わる
保険やリスク管理体制を初調査マーシュジャパン保険関連サービスを提供するマーシュジャパンと、その 100%出資会社のマーシュブローカージャパンは、 企業の損害保険の購買体制などリスクファイナンスへの取り組みを調査し、その結果をまとめた。
2012/09/25
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公と私の危機管理を デザインでつなぐ 講演録
減災・防災・救災を備えた安全社会の構築危機管理デザイン賞の審査委員長で大阪大学大学院工学研究科教授の川崎和男氏は、東日本大震災後の日本社会のあり方と危機管理の展望について、デザインの観点から新たな姿を提案する。8月1日の事前説明会での、講演内容を抜粋して紹介する。
2012/09/25
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【直前予測】動き出した地震の直前予測
電磁気や電離層で研究進む 「あと数日∼数週間で、〇〇地区で大規模な地震が起きる」 。もし地震が直前に予測できれば、被害は大幅に軽減することができるはずだ。東日本大震災では何人かの専門家が巨大地震の前兆現象をつかんだ。その科学的な分析による地震の直前予測の研究が進められている。
2012/09/25