時東ぁみちゃん(手前右から2人目)が、日頃の防災の活動で知り合った防災関連の方々と一緒に。今度ぁみちゃんがマイ・タイムライン勉強会に参加してくれるそう!うれしい!

判断しないのは不正解

「災害対応力講習 [基礎訓練編]〜発災後の72時間を生き延びるために〜」を受けさせていただきました。

防災士としても活躍されている、タレントの時東ぁみちゃんが主催し、声をかけてくださったのです。
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この講習、今までに受けたことのない、本格的な訓練でした。救命救急講習のような実践を体得するということだけでなくて、災害が起きた時に、何をどう判断するのか。そして命を守る初動対応とそれに伴った精神的な部分。実は一番知りたい事を凝縮して教えていただいた講習であり、体感させてもらえる訓練でした。

思えば日頃から感じていた、準備しつくされた防災訓練に意味あるのかな?! という疑問。まさにこの講習の冒頭に「失敗しない訓練はやっても意味がない!」と明確に指し示すところから始まりました。

といっても、「はい! 今ここで地震が起きました! 何をしますか?」というような訓練ではありません(実際に企業などで、抜き打ち的にされることもあるそうですが)。

私たちが受けたものは、お話をうかがいながら、または、テキストを使いながら、自分の頭で考え、振り返り、叩き込む。これまで様々講座を受けたりワークをやらせてもらったりしましたが、ここまで衝撃的で、とても印象に残ったものは初めてです!

1リットルの出血はどのくらい?! 私が描いた血の量は映画の見過ぎと言われる量でした。頭部と脚部で布が吸う量でだいぶ見え方が変わります

右手にA、左手にB。それぞれに当てはめて大切な家族を思い浮かべてください!

地震が起きて、どちらも動けない状態。どちらを助けますか?!

私の答えはBでした。Bが誰か言う必要もありません! ただ夫には、常日頃から自分の身は、自分で守る事を徹底するように言ってあります。

かなり胸が締めつけられ、こんな究極の選択を強いられる事があるんだとショックを受けましたが、それが災害現場なんですよね。そして、その答えに対しての回答は、「判断することが正解!」というものでした。

判断しない事が不正解!

命を守るという災害現場では、判断をする事が重要なのだそうです。どちらも助けないとう選択もあるんだと、言葉にするととても悲しい事のようになってしまいますが、けが人が増えると、救急車を増やすことになる。助けられる人を増やすと、助ける人の手がそれだけ必要になってしまうんだと聞いた時は、納得せざるを得ませんでした。

救急車に乗れるけが人・病人は1人なのだそうです。

初めて知ることも多く、災害現場というものを、これまでどんな風に想像してきたのか、何もわかってなかったのではないかな。今後、ありとあらゆる想定をして、対応力を身につけていきたいと感じています。