判断力が試される本格的訓練を受けました
どちらを助けるか、行動すべきか

赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
2019/07/25
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!
赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
「災害対応力講習 [基礎訓練編]〜発災後の72時間を生き延びるために〜」を受けさせていただきました。
防災士としても活躍されている、タレントの時東ぁみちゃんが主催し、声をかけてくださったのです。
https://lin.ee/aWL7kv6?utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none
この講習、今までに受けたことのない、本格的な訓練でした。救命救急講習のような実践を体得するということだけでなくて、災害が起きた時に、何をどう判断するのか。そして命を守る初動対応とそれに伴った精神的な部分。実は一番知りたい事を凝縮して教えていただいた講習であり、体感させてもらえる訓練でした。
思えば日頃から感じていた、準備しつくされた防災訓練に意味あるのかな?! という疑問。まさにこの講習の冒頭に「失敗しない訓練はやっても意味がない!」と明確に指し示すところから始まりました。
といっても、「はい! 今ここで地震が起きました! 何をしますか?」というような訓練ではありません(実際に企業などで、抜き打ち的にされることもあるそうですが)。
私たちが受けたものは、お話をうかがいながら、または、テキストを使いながら、自分の頭で考え、振り返り、叩き込む。これまで様々講座を受けたりワークをやらせてもらったりしましたが、ここまで衝撃的で、とても印象に残ったものは初めてです!
右手にA、左手にB。それぞれに当てはめて大切な家族を思い浮かべてください!
地震が起きて、どちらも動けない状態。どちらを助けますか?!
私の答えはBでした。Bが誰か言う必要もありません! ただ夫には、常日頃から自分の身は、自分で守る事を徹底するように言ってあります。
かなり胸が締めつけられ、こんな究極の選択を強いられる事があるんだとショックを受けましたが、それが災害現場なんですよね。そして、その答えに対しての回答は、「判断することが正解!」というものでした。
判断しない事が不正解!
命を守るという災害現場では、判断をする事が重要なのだそうです。どちらも助けないとう選択もあるんだと、言葉にするととても悲しい事のようになってしまいますが、けが人が増えると、救急車を増やすことになる。助けられる人を増やすと、助ける人の手がそれだけ必要になってしまうんだと聞いた時は、納得せざるを得ませんでした。
救急車に乗れるけが人・病人は1人なのだそうです。
初めて知ることも多く、災害現場というものを、これまでどんな風に想像してきたのか、何もわかってなかったのではないかな。今後、ありとあらゆる想定をして、対応力を身につけていきたいと感じています。
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!の他の記事
おすすめ記事
自社の危機管理の進捗管理表を公開
食品スーパーの西友では、危機管理の進捗を独自に制作したテンプレートで管理している。人事総務本部 リスク・コンプライアンス部リスクマネジメントダイレクターの村上邦彦氏らが中心となってつくったもので、現状の危機管理上の課題に対して、いつまでに誰が何をするのか、どこまで進んだのかが一目で確認できる。
2025/04/24
常識をくつがえす山火事世界各地で増える森林火災
2025年、日本各地で発生した大規模な山火事は、これまでの常識をくつがえした。山火事に詳しい日本大学の串田圭司教授は「かつてないほどの面積が燃え、被害が拡大した」と語る。なぜ、山火事は広がったのだろうか。
2025/04/23
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/22
帰宅困難者へ寄り添い安心を提供する
BCPを「非常時だけの取り組み」ととらえると、対策もコストも必要最小限になりがち。しかし「企業価値向上の取り組み」ととらえると、可能性は大きく広がります。西武鉄道は2025年度、災害直後に帰宅困難者・滞留者に駅のスペースを開放。立ち寄りサービスや一時待機場所を提供する「駅まちレジリエンス」プロジェクトを本格化します。
2025/04/21
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
生コン・アスファルト工場の早期再稼働を支援
能登半島地震では、初動や支援における道路の重要性が再認識されました。寸断箇所の啓開にあたる建設業者の尽力はもちろんですが、その後の応急復旧には補修資材が欠かせません。大手プラントメーカーの日工は2025年度、取引先の生コン・アスファルト工場が資材供給を継続するための支援強化に乗り出します。
2025/04/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方