●特集1
リスクファイナンス一挙公開
被災時に笑う会社
≪JR東日本/巴川製紙所/シナネン/三菱商事/オリエンタルランド≫
◎中小企業を救え
◎解説リスクファイナンス(経済産業省産業資金課課長補佐 林揚哲)
◎コラム 地震保険になぜ入れない
「一定の条件の地震が発生した場合には最大で2億6000万ドル(1ドル100円換算で260億円)を受け取ることになります」
2007年10月17日に、東日本旅客鉄道(JR東日本)がこんな内容のリリースを発表した。CATボンド(Catastrophe:大災害、bond:債券)と呼ばれる資金調達の手法で、被災時に備え、海外の機関投資家らに債券を販売することで必要資金を集めるというもの。仮にマグニチュード7以上の地震が首都圏で発生した場合は、最大2億6000万ドルが被災の有無に関わらず同社に支払われる。
『リスクファイナンス』
予期できない不確実な損害の発生に備えた財務戦略をこう呼ぶ。首都圏や東海地域など大型地震の発生が懸念される地域では、需要過多により従来の地震保険の引き受けが困難とされるケースが多い。仮に地震保険に入れたとしても、あまりに高額であったり、被災後に実損額を査定するまでに相当な時間がかかるなどの課題がある。こうした状況の中でも、確実に資金を調達できる手法が求められている。
◎インタビュー(日本政策投資銀行金融企画部長 高橋一浩)
●特集2
2.7兆円自販機ビジネスの新戦略
●イベント
これが情報セキュリティEXPOの全貌だ
●本誌単独インタビュー
帰ろう山古志へ(新潟県旧山古志村長・衆議院議員 長島忠美)
●インタビュー
◎コミュニケーションリスクを防げ(リスクマネジメント協会理事長 前川寛)
◎企業経営とBCP(㈱NTTファシリティーズ常務取締役 渡辺裕昭)
●特集3
解説 地域企業の再生
≪地域力再生機構・中小企業再生支援協議会≫
●特別寄稿
◎シリーズ「行政機関のBCPと民間企業のBCP」(丸谷浩明 京都大学経済研究所 先端政策分析研究センター教授)
◎シリーズ「リスクマネジメント基礎講座」(渋谷和久 国土交通省九州地方整備局総務部長)
◎新シリーズ BCPへの道 災害事例から学ぶ公共インフラ(小林俊介 東京海上日動リスクコンサルティング)
●連載
内閣府 もしも1日前に戻れたら
●展示会案内
第2回 地域防災防犯展 大阪