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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
Signal Reading (シグナルリーディング)で助かった消防士の命
2020年5月16日(土)午後6時30分ごろ、ロサンゼルスのダウンタウンのリトル東京地区で発生した建物火災。11人の消防士がやけどなどをして病院で手当てを受けているが、いずれも命に別状はなく、また、火災は2時間後に鎮火。過去の火災現場で培った「勘」による行動が、屋内侵入していた多くの消防士の命を救ったのではないかといわれている。
2020/05/20
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
火災旋風からどうやって生き残るの?
9月1日「防災の日」は1923年に関東大震災が起こった日です。
2019/08/30
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
ノートルダム大聖堂火災を受けて
フランス・パリを象徴する歴史的建造物、ノートルダム大聖堂で起きた火災は現地時間の4月15日夕方ごろに発生。歴史的な建造物を訪れていた観光客ら数千人が避難を余儀なくされ、激しく燃える屋根の上に立っていた尖塔を炎が包み、やがて、キリストが十字架を背負って倒れるかのようにゆっくりと倒壊し、パリ上空に悲しみの煙を上げた。
2019/04/24
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防災オヤジーズくま隊長の「知らないとキケンな知識」
第7回 相次ぐ建設現場における火災
■2018年7月26日 東京都多摩市唐木田で建築中のデータセンター(地上3階・地下3階)の地下3階から出火し、男性作業員5人が死亡、約40人が負傷(うち25人が重傷)。鉄筋切断作業中に火花が断熱材に引火したとみられる。
2019/03/08
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防災オヤジーズくま隊長の「知らないとキケンな知識」
第6回 なぜ戸建住宅火災で死亡するのか
昨年暮れから今年に入り戸建住宅の火災が連日のように発生し多くの犠牲者が出ています(2019年2月4日現在)。共同住宅での火災も見受けられ、けが人(煙による中毒)も出ています。
2019/02/19
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食堂や展望室でも、都庁火災・防災訓練
東京都は14日、新宿区の都庁で総合自衛消防・防災訓練を実施した。火災対応訓練には職員とテナント業者の約2000人、地震対応訓練には全職員とテナント業者の約2万5000人が参加。一般の利用も多い食堂での出火や、外国人観光客に人気の展望室での地震対応などの訓練を行った。
2019/02/14
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
能代火災受け蛻変(ぜいへん)のすすめ
22日に秋田県能代市の木造密集地域で発生した、築50年以上経った木造店舗兼住宅火災における消防士2名の殉職事故は大変残念なニュースであり、深く胸が痛む。ご遺族に哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈り申し上げたい。
2019/01/25
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
火災防御訓練のためのシナリオ作成ワークショップ
今年に入って、ほぼ毎日のように死傷者を出す炎上火災が発生している。発生対象物も繁華街、簡易宿泊所、商店街、一般住宅、ホテル、工場、ビルなど様々。ニュースで流れるスマホで撮影されたと思われる現場映像を見ていると、中には場当たり的な活動をしている消防隊も見受けられ、放水、はしご車の架梯位置、ホースの伸ばし方、屋内進入箇所の選定など、訓練不足がかなり見受けられる。
2019/01/17
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防災オヤジーズくま隊長の「知らないとキケンな知識」
第5回 火災による死亡原因のほとんどは「煙」にあった
本連載「防災オヤジーズ」も、今回で5回目となります。 これまで過去数回にわたり、火災時の初期消火の必要性を解説してきました。
2018/12/18
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
サルベージオペレーション(消防活動における財産の保護)について
消防法の第一条に「この法律は、火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とする」とあるように、火災現場における消防活動の重要な任務として「財産の保護」がある。
2018/08/30
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独立ヘッドセットでVR火災避難体験
株式会社理経は7日、VR(バーチャルリアリティ・仮想現実)を活用し、火災からの避難を体験できる新製品を開発し、提供を開始したと発表した。スタンドアロン型VRヘッドセットを使用した防災VRコンテンツを製品化。避難誘導灯を頼りに自分で避難経路を判断し、避難口まで避難する一連の流れをVR空間上で体験できる。避難誘導灯が見えづらい、煙の濃い場所では低い姿勢で避難するといった避難時に重要なポイントを体感できる。
2018/05/09
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大規模倉庫シャッター作動へ基準見直し
国土交通省は27日、大規模倉庫の防火シャッターがカ確実に閉まるよう、防火基準見直しの告示を交付した。施行は4月1日付。アナログ感知器の電線ショート対策のため、耐熱テープを巻くか断路器の設置を義務づける。2017年2月の埼玉県三芳町のアスクル倉庫火災を受けた措置。
2018/03/28
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大型倉庫監視強化、建築基準法改正へ
政府は6日、「建築基準法の一部を改正する法律案」を閣議決定した。現在開会中の通常国会への法案提出と成立を目指す。2017年の埼玉県三芳町でのアスクル倉庫火災や2016年の新潟県糸魚川市大火などを踏まえたもの。大規模倉庫などに維持保全計画の作成を義務づけるほか、防火地域・準防火地域で延焼防止性能の高い建築物の建ぺい率緩和などを行う。
2018/03/07
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東京消防庁、スプレー缶火災注意喚起
東京消防庁は2017年12月19日、スプレー缶による火災への注意を呼びかけた。冬季は鍋料理などでカセットコンロの使用量が増え、スプレー缶が原因の火災も増加する。また廃棄の際の穴開けでの引火がよく起こるという。周辺への注意が必要となる。
2018/01/19
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糸魚川教訓に大火復興計画策定手引き
国土交通省は19日、「糸魚川大規模火災の経験を踏まえた、今後の復興まちづくり計画の考え方」を公表した。2016年に発生した新潟県糸魚川市の大規模火災から1年を機にとりまとめた。大規模火災からの復興において、迅速性・確実性・柔軟性への留意や、計画策定にあたって確認すべきことなどを記載した。
2017/12/26
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
寝る前に締めて助かる命かな
「寝る前に寝室のドアを閉める習慣」を付けるだけで、火災によるやけどや一酸化炭素中毒・窒息などから命が助かる可能性が高くなる。上記の表から、火災による死因別死者発生原因のほとんどは、やけどと室内延焼時に発生する一酸化炭素を吸引したことによる窒息事故であることがわかる。 また、2013年中の火災による死者数(放火自殺者等を除く)1278人のうち、逃げ遅れが670人で52.4%を占めており、そのうちの225人(17.6%)が、「発見が遅れ、気づいたときには火煙が周り、すでに逃げ道が無かったと思われる(全く気づかなかった場合を含む)」と報告されている。
2017/12/06
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火元に投げるだけの簡易消火用具
株式会社ギガプライズは24日、株式会社ボネックスが製造する簡易消火用具「投げ消すサット119 エコ」の取り扱いを開始したと発表した。火元に向かって投げるだけで使用でき、火災発生時の初期消火、逃げ道確保に活用できる。集合住宅の入居者の使用を想定。価格については顧客に応じて相談となっている。
2017/11/30
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昨年の東京、総火災・住宅火災が1割減
東京消防庁は1日、2016年の都内住宅火災・放火火災の実態について発表した。総火災件数は対前年比11.3%減の3982件だった。建物からの出火件数は5.1%減の2681件、住宅火災件数は10.6%減の1497件。建物火災に占める住宅火災の割合は55.8%で、4.5ポイント減。
2017/11/14
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昨年出火件数、過去10年間で最低
消防庁は7月28日、2016年の火災状況について発表した。総出火件数は前年比5.8%減少の3万6831件で、過去10年間で最低。総死者数も7.1%減の1452人。出火原因の1位は放火だった。
2017/08/17
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東京消防庁、地震時火災情報伝達改善へ
東京消防庁は2日、「第23期火災予防審議会地震対策部会」の第1回部会を開催。地震時の火災情報の伝達について話し合われた。SNS活用など住民への情報伝達改善、東京都や区市町村以外への災害情報の提供や情報の収集、提供対象に合わせた災害情報の加工などについて審議する。
2017/08/03
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糸魚川、街並み生かし火災に強い街へ
新潟県糸魚川市は8日、市のほか有識者や市内関係団体、被災地区代表者などで組織する「糸魚川市駅北復興まちづくり計画推進協議会」を開催。米田徹市長への提言案をまとめた。100t規模の防火水槽整備や県境を越えた市町村との協力、木造の街並みを生かした不燃化などを2016年12月の火災が起こったエリアを中心に進める。
2017/06/12
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アスクル、配線異常でシャッター不作動
消防庁と国土交通省は12日、「埼玉県三芳町倉庫火災を踏まえた防火対策及び消防活動のあり方に関する検討会」の第2回会合を開催した。2月に起こった三芳町のアスクル倉庫の火災について、熱などで配線に異常を起こしたために、防火シャッターが作動しなかったり、シャッターの場所のベルトコンベヤーの可動部分が動かずじゃまになったりし、2~3階のシャッターの6割以上が閉まらず被害が広がったことが想定されることが消防庁と国交省により明らかにされた。
2017/04/12
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アスクル火災、防火シャッター閉鎖せず
消防庁と国土交通省は14日、第1回「埼玉県三芳町倉庫火災をふまえた防火対策及び消防活動のあり方に関する検討会」を開催した。三芳町にあるオフィス用品通販大手アスクルの倉庫の火災を受けて、検証し再発防止策を検討する。消防庁や国交省以外に、消火にあたった埼玉県の消防関係者のほか、東京都と埼玉県の都市整備部局、日本倉庫協会を始め業界団体の関係者も参加した。6月に方針を取りまとめる。
2017/03/15
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消火器使用や煙の中から脱出をVRで
アイデアクラウド(本社:愛知県名古屋市)は2月24日、防災教育やイベントなどで使用できるVRコンテンツ「防災VR」「防災VR for Instant」「防災VR for KIDS」それぞれの「火災編」を開発し、2月23日から提供開始したと発表した。本格的な防災訓練から子ども向けの災害疑似体験のラインアップを揃えた。
2017/03/02