企業を揺るがした危機の真相
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第5回 (最終回)リスクファイナンスの重要性について
企業では一般に 「想定外のリスク」は「起こらない」と整理していると思われます。「起こらない」こと に対しては、もちろん対策などは立てません。東京電力の現在の状況は、リスク発生時のキャッシュフロー・リスクマネジメントの重要性を改めて大いに 認識させられる事態です。
2011/11/25
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第4回 東京電力の現状と将来の見通し
今年3月11日に発生した東日本大再震災後の東京 電力の状況について、私はキャッシュフロー・リスクの視点から分析しておりますが、その過程で考えさせられることが多々あります。
2011/09/25
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第3回 東京電力だけを責めて何になる!?
東日本大震災における東京電力の状況については、すでに十分すぎるほど各マスコミで議論されているわけですが、本稿では、リスクファイナンスの視点から、問題の本質がどこにあるのか、今後、東京電力がどのような姿になっていくのかを考えてみたいと思います。
2011/05/25
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第2回 雪印乳業はメインバンクの支援で危機を乗り越えた
平成12 年(2000 年) 度、私はある大学院のリスクマネジメント論の聴講生でした。雪印乳業の事故直後の7月上旬、担当教授から電話があり、「今日テレビ番組で雪印乳業の事故についてコメントをするのですが、あなたは雪印乳業は倒産すると思われますか」と尋ねられました。
2011/03/25
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第1回 雪印乳業の事故は会社をつぶすに値するのか
平成12年(2000年)6月30日以降、新聞に報道された雪印乳業㈱大阪工場の加工乳中毒事件はもう皆様の記憶からは大分薄れているかもしれません。私は、主としてキャッシュフロー・リスクの視点からこの事件を分析しておりますが、その過程で色々考えさせられることがありました。
2011/01/25