石川県は1日、7月1日時点の人口推計を発表した。能登半島地震で被害が大きかった奥能登4市町では、半年で人口が計3230人減少した。元日時点の4市町の人口(5万5213人)の5.9%に当たり、地震後の流出が鮮明となった。
 減少数は昨年の同じ期間(1062人)の約3倍に上った。内訳は輪島市1536人(昨年同期486人)、珠洲市798人(同195人)、能登町555人(同243人)、穴水町341人(同138人)だった。
 減少した人口のうち死亡などを除く転出者数は2700人に上り、昨年同期(1126人)の2.4倍だった。 
〔写真説明〕石川県の馳浩知事

(ニュース提供元:時事通信社)