2019/06/27
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!

あんどうりすさんから学ぶこと
最近、防災に対する、キャッチーなコピーが増えています!キャッチーというのは適切ではないかな。ぞくっとするような強い言葉に感じる人もいるかもしれないけど、それで初めて意味が伝わるのではないかと思うので、私は大賛成です。
先ほど紹介した「人が死なない防災」というのもドキッとするアカウント名です。そして先日配布された東京都江戸川区のハザードマップには「ここにいてはダメです」と書かれました。
■アウトドア流防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
避難の合言葉は「ここにいてはダメ」と「551」?
https://www.risktaisaku.com/articles/-/17742
西日本豪雨から1年。広島では「あなたが避難しないと人の命を危険にさらすことになります」と呼びかけが始まりました。こちらは、アンケートを基に発見された言葉らしいのですが、この中で気になるのが、これまで豪雨時に、避難勧告で避難した人は、周りの人が避難していたから避難したという人がほとんどでした。という一文。
■「あなたが避難しないと人の命を危険に」広島県呼びかけへ 豪雨教訓(デジタル毎日)
https://mainichi.jp/articles/20190623/k00/00m/040/137000c
「防災士たるもの、率先避難者たれ!」という言葉が身にしみます!
これまで、何度かうかがった、アウトドア流防災ガイド あんどうりすさんの講演でもまったく同じお話があります。
今ここで、地震が起こった時(地震警報アラームが鳴った時)人はどんな行動をとるか。
その答えは、
隣の人の顔を見る! というもの。
笑ってしまいそうだけど、確かにとっさのとき、自分で判断できずに、隣の人はどうするんだろう? って思ってしまうかもしれません。
だけど、それでは自分の身は守れません!「まず、身の安全を守る!」「今いる場所の安全確認を」と続きます。
りすさんの講演は、びっくりするほどの情報量。めちゃくちゃ情報が多いのに、一切の無駄がなく、一つももれなくためになります。そして飽きない。とても重要なことだと思います。
アウトドア流だから、サバイバル。究極で目から鱗って感じにも関わらず、全然難しくなくて、普段の生活の中ですぐに実践できるのがすごいところだと思います。
まさにちょっくらな防災術を手に入れる事ができます。
それは、便利に生きる事に慣れてしまった私たちが、防災に関する原理を知ることで、便利グッズがなくても、何かしらうまく切り抜けられる知恵を身につけようというもの。
「なるほどそうゆうことか〜!」と聞くたびに納得している私は、ちゃんと学習してんのかよ!と突っ込まれそうですが、荷物を軽くする方法や、より高いところに手が届く方法は、普段から取り入れて生活しています。

普段から災害時に役立つものを選び、準備をしておけば、空き缶でご飯を炊くとか、ビニール袋でカッパを作るとか、そういう追い詰められての付け焼き刃的対応は避けられるものです。
「災害に備えて何をしたらいいかわからない」という方はぜひ、講演会やワークショップに参加するのもオススメです! 住んでいる地域でやっているものは、普段会わない近所の方にお会いできるチャンスでもあります。災害時、近所の助け合いが不可欠ですからね。
りすさんの講演内容が気になる方は、先日こちらでもまとめられていたのでリンクさせていただきます。
■積水ハウス「納得工房」
https://www.sekisuihouse.com/nattoku/koubou/seminar_event/public/back_paper/244.pdf
また、本も出ているのでオススメです。
■りすの四季だより
https://www.risktaisaku.com/articles/-/3395
防災士になり、間も無く2年経つのですが、「防災術、アウトドア流最強説」が私の中で出来上がりつつあります。(笑)
今年は防災訓練兼ねて、夫とキャンプに行こうとも話しています。

まだまだ色々試したいこともたくさんあるし、これは!と思うものも発見していきたい。これからも役に立つ情報をお伝えできるように頑張っていくかんね!
そんでは!
(了)
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