6日午後0時15分ごろ、東海道新幹線の静岡―掛川間で停電が発生した。上下線で運転を一時見合わせ、約3時間後に運転を再開したが、大幅にダイヤが乱れ、約10万人に影響が出た。JR東海が詳しい原因を調べている。
 同社によると、停電発生から間もなく通電を再開したが、同区間に止まっていた上り「のぞみ12号」のパンタグラフを上昇させた際に、再び停電し、車両点検のため上下線で送電を停止した。のぞみ12号は最寄りの静岡駅に移動して乗客を降車させ、その後の運転を取りやめた。
 この影響で、上り線は東京―新大阪間で、下り線は東京―豊橋間で一時運転を見合わせた。計27本が運休、計108本で最大約3時間半の遅れが出るなどした。 

(ニュース提供元:時事通信社)