土砂災害対策をたてるためにも基礎調査が重要となる(写真は2016年の熊本地震で被害を受けた熊本県南阿蘇村)

国土交通省は4月28日、「土砂災害警戒区域等の基礎調査の実施状況について」と題した報告を発表。がけ崩れや地滑り、土石流といった土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域推定66万6414区域のうち、2016年度末までに約8割にあたる53万2358区域で基礎調査が終了した。2019年度末までの基礎調査終了を目指す。

基礎調査は土砂災害の危険性がある場所について、地形図などを用いて区域の細かい範囲の設定や家屋への影響を調べる。2016年度末までに22府県で調査が終了。今年度は新たに滋賀県と佐賀県が終了予定。国交省では2018年度に4都県、2019年度に19道県が終了することで全箇所完了を目指している。

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http://www.mlit.go.jp/report/press/sabo01_hh_000036.html

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