川遊び用の靴の靴底には何がおススメ?川でも滑りにくい靴を自分で作っちゃおう!

おすすめシューズがわかったところで、次は靴底です。

沢登りや(川での滝登り)渓流釣りをする人の靴底には、フェルトが貼られています。川やぬめった岩でも滑らなくなるすぐれものです。昔は地下足袋にわらじを履くことで滑らないよう工夫していたんですって。今はフェルトが一般的です。

渓流釣り。昔は地下足袋にわらじを履くことが多かった

川は流れているので、こどももおとなもよく滑ります。滑って流されるだけでなく、滑って後頭部を打つ、いずれもよく聞きます。

釣り具店やアウトドアショップで、専用の靴も販売されています。そちらがあればこころ強いですが、普通のウォーターシューズの底に貼り付けて自作することもできます。フェルトを靴底の形に切って、ボンドで靴底に貼るだけなので、簡単です!

こどもの靴はサイズアウトするので、毎年、いろいろなフェルトやボンドを使って試してきました。みなさんも、川で滑らない快感を味わってみてーと声を大にしていいたいです!滝でも登れちゃうんですよ!すごいですよね!(滝によってはハーネスとロープを使うので、フェルトの威力だけでは太刀打ちできないところももちろん多いですけど)

まず、手芸用フェルトや100円ショップで販売されているものを試してみました。厚みが1mm程度と薄いため、3回使用で破れて靴底がみえてしまいました。

手芸用フェルト 厚さが1mmくらいから

川遊びは1回しか行かないというこども用にはいいかもしれませんが、大人むけには耐久性がないので、毎年使えず、おすすめしません。

他方、値段が1000円近くしますが、1センチ近い厚みがある 釣り具店で売っている張り替えフェルトソール。専用道具だけあって、川での安定感は抜群です。でも、こども用にカットするのは、厚みがあるだけに苦労しました。はさみでは切れず、ナイフが必要です。そして、値段が手芸用に比べ10倍になってしまうのは、サイズアウトするこども用にはイタい。大人用としてはおすすめです。

写真上が沢用シューズ(サワタビ)。下はサワタビに取り付けるフェルトソール。のり付け用ではありませんが、専用のものは厚みが1センチ以上あるので、参考に。沢登りに愛用しています

そこで、探し出したのが、こちら。

靴の中に入れるあったかフェルトインソール!値段は300円前後

冬にホームセンターに行くと販売されていたり、ネットでは夏でも販売されている あったかフェルトインソール。靴の中に入れる保温グッズなのですが、5mm程度の厚みでカットしやすくしかもリーズナブル!3足分入っていると3年使えます。この厚みだとはさみでカットできるので、いまのところ、一番のお気に入りです。

フェルトを選んだら次はボンド選び。

なんでもくっつく最高のものよりも、ポリエチレンはくっつかず、ゴムはくっつくものがおすすめです。ボンドで靴底とフェルトをくっつけたあと、レジ袋(ポリエチレン)にいれて、重石を置きます。その時、ポリエチレンにもくっつく優れものだと、レジ袋もくっついてしまうので(笑)

愛用品はこちら。コニシの透明Gクリア。

ちなみに、東京都庁の中にある本屋さんの文具コーナーに置いていたボンドがこれでした!職員や観光みやげとしても人気?(笑)

透明になって、ポリエチレンにはつきません。

靴底のサイズにあわせカットしたフェルトの全面にしっかりボンドをつけます。靴底とフェルトをくっつけたとき、端がはみでるくらいに、ボンドがついているほうがはずれません。

フェルトと靴底をボンドでくっつけたら、レジ袋(ポリエチレン)などにいれます。このレジ袋は、あとで簡単にはがれます。そして、レジ袋の上から重石をします。

この重石、わたしは梅干し作り用の重石やバーベルを使いますが、車のタイヤの下にふみつけて一晩置いておくという方もいます。とにかく重ければいいので、備蓄水をクーラーバックなどにいれて重石にすることもできます。水、結構おもたいですよね・・。

さて、次のページで実際に作ってみましょう!