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高耐久セラミックの防災用標示板
株式会社こめや陶堂(本社:宮崎県西都市)は13日、海辺の安全区域や浸水区域を知らせるセラミック製の標示板「ハザードマーカー」を発売したと発表した。複数の文字情報やピクトグラム(絵文字)を組み合わせ、縁石や歩道に設置する。
2017/06/14
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安心、それが最大の敵だ
排水ポンプ車・大量投入、仙台空港のいち早い脱出劇
6年前に東日本を襲った大震災と津波による死者・行方不明者は2万人近くにのぼる。岩手県・宮城県・福島県の大津波による被害は甚大であった。発生後、現地取材を続けるにつれて、東日本大震災がもたらした大打撃は、激震よりも大津波による被害がはるかに大きかったことを痛感した。仙台平野では海岸線から5km以上の内陸まで津波が繰り返し押し寄せた。宮城・岩手両県の内湾部では、既往の最大外力を計画高とした高さ10m以上の防波堤・防潮堤をはるかに上回る津波が襲来し、沿岸部の港や市町村を飲み込み壊滅的な被害をもたらし多数の<帰らぬ人たち>を生んだ。
2017/06/05
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文科省、津波観測で新技術を積極活用
文部科学省が事務局を務める政府の地震調査研究推進本部は30日、政策委員会調査観測計画部会の「海域観測に関する検討ワーキンググループ」の第5回会合を開催した。これまでに示されていた「次期ケーブル式海底地震・津波観測システム整備の基本的考え方」案の修正を提示。これを基に南海トラフ西側の高知県沖から日向灘にかけての南海トラフ西側の観測について取りまとめる方針だ。
2017/03/30
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津波予報データベース、全国的見直し
気象庁は23日、第14回「津波予測技術に関する勉強会」を開催。2016年11月22日5時59分に発生した福島県沖の地震における津波データの分析結果を示し、この地震が発生したエリアの津波予報データベースに、今回の断層と同じ走向によるシミュレーション結果を3月までに追加する方針を示した。今後1年程度かけて、全国的にもデータベースを見直す方針。
2017/02/23
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電車運転のVRで地震・津波訓練
KDDI は15日、鉄道会社の運転士が動画で自然災害を疑似体験する「VR (仮想現実) による災害対策訓練ソリューション」の提供を16日から開始すると発表した。共同で開発をしたJR西日本は4月以降、順次導入する。運転士が担当している路線の実際の映像を使用しているのでリアルな走行感があるほか、想定浸水深や難誘導に関わる設備の確認や震災発生時の津波が起こる様子を現実に近い感覚で体験できる。KDDIによると、鉄道会社の運転士を対象にVR機器と実写VR動画コンテンツを使った自然災害対策訓練の商用化事例としては日本初だという。
2017/02/17
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
沖縄で津波発生!走って逃げた山にハブ?!旅先の災害チェックを忘れずに
今年のGWは最大9連休!という広告が目に入る季節になってきました。GWのご予定は決まっていらっしゃいますか?旅先であっても、地震や津波対策をお忘れなく。災害情報のチェックって暗いイメージばかりではないですよ!その土地の歴史や成り立ちもわかるので、豊かで多様性に満ちた自然を知るきっかけになります♪
2017/02/17
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総検証BCP 東日本大震災を生き抜いた16社の証言
本誌では、3月11 日の東日本大震災においてBCP(事業継続計画)がいかに機能したのか、その実際を取材してきた。津波により壊滅的な被害を受けながらもBCPの発動により約1週間後から業務を再開させた宮城県名取市のオイルプラントナトリ、10 mの津波も想定したBCPをつくり事業を止めることなく継続し続けた仙台市の皆成建設をはじめ、大企業から中小企業まで16社を誌面で紹介してきた。今号では、これらの企業の証言から見えてきたBCPの実効性を高めるポイントを紹介する。
2016/11/22
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巨大津波の備えから活性化戦略へ 鈴与
静岡市に本拠地を置く鈴与グループは、総合物流業の鈴与株式会社を中心に商流事業、建設・ビルメンテナンス事業、航空事業など、多岐にわたって事業展開している、国内外に140社の関連会社を持ち、南海トラフ企業の巨大地震・津波を想定し、グループ全体でBCPに取り組むことで信頼というブランド力を生み出している。
2013/05/25