3年間の学びと地域との関わり
政府の感染症政策が転換期を迎え、3年にわたるコロナ禍が終息へ向かっている。この間、さまざまな社会問題が可視化され、対応が加速すると同時に、新たな課題も浮上した。企業・自治体や地域の防災活動も、多くの工夫が生み出された半面、従来のリアルな訓練やコミュニケーションは減少している。
いま、再び環境変化のとき。防災再始動にあたり、これからに生かせる学びは多い。特に注目されるのは、人口減と高齢化が進む地域コミュニティーに企業の力をどう生かせるかだ。多様な知恵を結集するためには、企業と地域の良好な関係づくりが欠かせない。
専門家のインタビューから、コロナ後の防災、企業と地域について考える。
※本特集は「月刊BCPリーダーズvol.38(2023年5月号)」の記事からお届けします。
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防災通じて生かし合えるか企業と地域
コロナ後の防災活動において、重要なポイントとなるのが企業と地域の関わりです。外部の支援が必ずしも得られるとは限らない状況下、身近なコミュニティーの大切さが再浮上。企業が地域防災に参画していく意味があらためて問われています。両者が抱える課題と良好な関係づくりの方向性を、香川大学の磯打千雅子准教授に聞きました。
2023/05/02
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防災に生かすコロナ禍の学び
3年に渡るコロナ禍は社会の弱点をいくつも可視化しました。対応が加速すると同時に新たな問題も浮上しています。防災も同様で、多くの工夫が生み出された半面、従来のコミュニケーションは後退。いま再び環境変化のときを迎え、何を見直し、何を継承すればよいのでしょうか。神戸大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授の室﨑益輝氏に聞きました。
2023/04/26