大前提となるのはハザードマップの確認

さて、ここまでは備蓄品をどこに置いたらいいのかという質問に対して、管理のしやすさの点からお伝えしてきました。きっと気づいている人も多いと思いますが、これは大きな災害があったとき、家が無事な場合の自宅避難想定です。

最初に戻って「どこに置いたらいいですか?」と聞かれたら、やっぱりまずは「ハザードマップを見てみましょう」と答えます。自宅の場所によっても、どこに保管するのがよいかは変わります。

一度浸水してしまったペットボトルはふたの内部にまで水が入ってしまい、準備していた意味をなくしてしまったと友人が教えてくれました。自宅に避難できるのかどうかも踏まえたうえで、どこに何を準備しておけば安全か、今一度確認するためには、想定最大規模のハザードマップでの確認が重要です。

緊急事態宣言明け、久しぶりに実家へ。甥っ子と自宅前の河川敷に降りると、以前の河川敷とは風景が違いました

ここ最近は計画規模の時間最大雨量と総雨量をはるかに超える1000年に1度級の大雨が降り、それが悲しいニュースにつながっているようです。やっと梅雨明けが見えてきましたが、これから台風の季節にもなってきます。日本中どこにいても、災害の危険と感染の危険から逃れられなくなってきました。

意識するだけで違うから、今のうちに見直していくべ。家の中の危険も回避してくろよな。

近々「写真出しOK」のお宅の片づけ行くから、整理収納アドバイザーとしての視点と、防災士の視点で、皆さんにも改善点お伝え出来っといいなー。と思うところです。

今回のまとめ
・防災備蓄は適正量を知り、定位置をつくり、管理する
・いざという時、身を守る安全な散らからない部屋づくりのために使う場所に、使うものを、出しやすく戻しやすく保管する