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ファシリティマネジメントの視点から見たBCPの盲点
富士山の降灰で首都圏が機能しない
富士山が直近で噴火した1707年(宝永の噴火)は、その7週間前に推定マグニチュード8.6 - 9クラスと推定される宝永地震が起こったことが知られている。この地震の震源は南海トラフであり、日本最大級のものであったという。もし、南海トラフと富士山の噴火がほぼ同時に起こるようなことになれば、関西・太平洋沿岸は津波と揺れの被害に襲われ、首都圏は降灰により、都市機能を失う日本全滅の最悪のシナリオが起こり得る。本稿では、令和2年4月に公表された、中央防災会議の報告書などをもとに、電力供給関連の発電や送配電のリスクにフォーカスして解説する。
2021/11/30
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ファシリティマネジメントの視点から見たBCPの盲点
災害時に確実に稼働させる7つの予防措置
停電時に、BCPの要である非常用発電設備が稼働しない可能性がある。その原因については前号で述べたが、今回は解決策に迫りたい。過去の体験談であるが、メンテナンス不備の非常用自家発電設備の試運転を行ったところ、経年劣化した燃料が影響したのか、大量の黒煙が排出され、近隣から火災の誤報が通報されたり、近隣の交通に支障を与えた事例がある。
2021/10/17
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ファシリティマネジメントの視点から見たBCPの盲点
法定点検が実施されていない実態を見逃すな
自然災害などでは、広域かつ長時間の電気供給の途絶(停電)が発生するケースが少なくない。将来的に停電のリスクが低減することはあり得無い。一方、企業のBCP対応実務においては、電気がないと事業を継続するために必要となるさまざまなインフラを利用できず、復旧作業が進まないのが現実である。事業を継続しながら災害対策活動を行うには、BCPの基本として、安定した電気を確実に供給できる「非常用自家発電設備の準備』と「燃料の補給計画の策定」が必要不可欠である。
2021/10/07
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NTT東、電源車など停電対策を公開
NTT東日本は29日、報道機関向けの設備見学会を東京都千代田区のNTT霞ヶ関ビルで開催した。同ビルでの停電時の対応として蓄電池や非常用発電機、さらに非常用電源車を用意し備えている。
2019/11/29
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NTT東、北海道地震の停電で電源車
NTT東日本は21日、報道機関向けに設備見学会を東京・千代田区の同社霞ヶ関ビルで開催した。建物内の中継・交換設備や地下にケーブルを通している「とう道」のほか、同ビルでの停電時の対応として蓄電池や非常用発電機、さらに9月の北海道胆振東部地震でも活用された非常用電源車を用意し備えている。
2018/11/21