2017/06/16
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
この時期、天気にやきもきさせられながら、いかにして3日干せる日を当てるかというのが楽しくもあります。梅雨明けのこの時期ならではのお天気の変わり目です。
ところで、間違った言い伝えに「うなぎと梅干しの食い合わせは悪い」というものがあります。一緒に食べちゃいけないという迷信ですが、なぜそんな言い伝えになったか真相は解明されていません。でも、これが原因では?と想像している事があります。
土用の日に鰻を食べている最中に、土用干ししているはずの梅干しを食べてしまったらどうでしょうか?まだ出来上がっていないから、塩がたっていておいしくないし、梅干しをその日に食べると、後日の食中毒対策を失うからでは?
でも、天日干しのため一面に広げた梅干しは、つまんで食べてみたくなる誘惑がいっぱいな気持ちがよくわかるのです。
味噌作りと同様、地域で仲間と一緒に保存食作りができると素敵ですね!
また、青梅のシロップはもっと簡単にできます。和歌山の南部方式では、洗ってヘタをとった梅を冷凍にしてしまうのです。1日後、冷凍庫から出し、常温解凍と同時に同量の砂糖を加え、時々砂糖が均一になるように混ぜて10日放置します。薄めて飲めるおいしいジュースが10日でできあがります!
青酸という本来は毒がある梅をここまで活用しようとした人々の卓見と知恵を感じます。みなさんも地域で梅を作っている農家とつながって、梅仕事、いかがでしょうか?
次は、同じく地域を巻き込み、「1石4鳥」の新発想の地域循環型ローリングストックをあみだした北良株式会社(岩手県北上市)の紹介です。
創意あふれる災害対策を実施していて、最近リスク対策.comでも紹介されていたので、ご存知の方も多いかも♪
医療ガス供給で患者の命を守る LPガスを利用した車両・施設の燃料確保
北良株式会社
http://www.risktaisaku.com/articles/-/578
Vol.2 BCP文書も対策本部組織も不要
道が無くても、命の「ガス」を届ける/北良(岩手県北上市)
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2948
その北良株式会社では、カフェの横にこんなコーナーがあります。これは一体?・・
実はこれ、社内産直野菜売り場なのです。代表取締役の笠井健さんが、北上市で農業を始めた青年、一野辺崇さんを応援するために社内で産直を始めたのですが、当初考えてもいなかった効果も出てきたのです。
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方