2019/06/18
防災・危機管理ニュース
18日午後10時22分ごろ発生した山形県沖を震源とする地震を受け、国立研究開発法人防災科学技術研究所は直ちにホームページ上にクライシスレスポンスサイトを立ち上げ、面的推定震度分布や建物被害推定を公表した。
それによると、新潟県村上市沿岸部や山形県鶴岡市の沿岸部などで住宅被害(全壊)が推定されている。
建物被害推定は、震動分布の推定結果を使って、建物構造、被災度、耐震基準・年代ごとに異なる被害関数を適用し、250mメッシュごとの被害率を計算し、計算した被害率分布と建物分布データを組み合わせ、建物構造、耐震基準・年代別にメッシュごとの被害棟数を計算し、それらを合計して、建物被害棟数を計算したもの。
今回の地震の震源の深さは約14キロ。地震の規模(マグニチュード)は6.7と推定される。この地震により、新潟県村上市で震度6強の揺れを観測。主な各地の震度は次の通り。
主な各地の震度は次の通り。
震度6強=新潟県村上市
震度6弱=山形県鶴岡市
震度5弱=新潟県柏崎市、山形県酒田市、秋田県由利本荘市。
(了)
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