座学とワークショップで学ぶリスク対策研修
BCPの改善につなげる
シミュレーション演習の企画・運営研修

座学とワークショップで学ぶリスク対策研修」はBCPと危機管理の専門メディア「リスク対策.com」が選りすぐりの専門家と共同して企画したオリジナルの研修です。一方的な講義だけではくみ取りにくい実践的な気付きを、グループ学習などを通して、他業界・他社などの多様な視点を交えることで得ていただくことに重点をおいています。

座学と実践によりシミュレーション演習の
組み立て方から実施方法までを学ぶ
講座概要

この研修は、BCPの改善点を効果的に洗い出せるようなシミュレーション演習を、受講者自らが設計し実施できるようになることを目標としています。そのために必要な演習の知識、着眼点を学ぶとともに、実際に演習を企画・運営してみることで実践的なノウハウを身につけていただきます。講義はISO22398(演習に関する指針)に基づきながら、実際の緊急事態に近い状況を模擬的に体験できる「シミュレーション演習」を行う上での目的・目標の設定、前提条件の設定、演習の準備、進め方とコントローラーの役割、振り返りの手法を学びます。またグループワークでは研修参加者自らがグル―プに分かれてシミュレーション演習を企画してシナリオや状況付与などを作成し、それらを使って実際に演習の運営を体験していただきます。最後には演習で得られた知識を発表し合い、講師がそれぞれの意見についてアドバイスと講評をします。

プログラムと学習目標
オリエンテーション
9:45~10:00
 
1限目
10:00~10:30
座学:訓練・演習の理解
訓練・演習の種類とそれぞれの特徴について理解する
目的に応じて最適な演習・演習を提案できるようになる
シミュレーション演習のメリット/デメリットと実施上の注意点を理解する
2限目
10:30~11:15
シミュレーション演習の体験
シミュレーション演習がどのようなものかを説明できるようになる
3限目
11:15~12:00
座学:演習体験の振り返りとシミュレーション演習実践のポイント
シミュレーション演習の構成要素(場面設定、シナリオ、状況付与、コントローラーなど)を理解する
シミュレーション演習で振り返るべきポイントを理解する
効果的な演習を実施するための工夫について気づきを得る
シミュレーション演習の企画や実施方法について自ら評価できるようになる
4限目
12:45~13:20

 
グループワーク:演習の企画 
演習を自ら企画できるようになる
演習により達成したいことを踏まえ、無理のない時間配分で演習を構成できるようになる
5限目
13:20~14:00
グループワーク:演習の開発(シナリオおよび状況付与の作成)
シミュレーション演習に必要なシナリオや状況付与を作成することができる
演習に必要な備品をリストアップすることができる
6限目
14:10~15:30
グループワーク:演習の実践
演習のコントローラーができるようになる
参加者全員が参加できる進め方を考え実践できるようになる
7限目
15:40~16:40
振り返りとフィードバック(講義およびディスカッション)
目的・目標の達成状況を評価できるようになる
演習の進め方について自ら評価できるようになる
実効性の向上に結び付ける振り返りが実施できるようになる
8限目
16:40~17:30
今後の実践に向けて(講義)
今回体験したシミュレーションと実際に自社で行うべきシミュレーションとの違いを理解する
組織の実情に合ったシミュレーション演習を企画できるようになる
シミュレーション演習の実施中に発生しうる不測の事態に対応できるようになる
シミュレーション演習における振り返りのポイントを理解する
演習を通じて浮かび上がった課題を改善に結びつけられるようにする
記録・報告書を残すこと、引き継ぐことの重要さを理解する
関連キーワード
BCP
防災
危機管理
演習
シミュレーション演習
シナリオ
グループワーク
状況付与
コントローラー
BCMs
ISO22398
JIS22398
講師
合同会社 Office SRC 代表
田代 邦幸
自動車メーカー、半導体製造装置メーカー勤務を経て、2005年より複数のコンサルティングファームにて、事業継続マネジメント(BCM)や災害対策などに関するコンサルティングに従事した後、独立して2020年に合同会社Office SRCを設立。引き続き同分野のコンサルティングに従事する傍ら、The Business Continuity Institute(BCI)日本支部事務局としての活動などを通して、BCMの普及啓発にも積極的に取り組んでいる。国際危機管理学会(TIEMS)日本支部理事。一般社団法人レジリエンス協会 組織レジリエンス研究会座長。著書『困難な時代でも企業を存続させる!! 「事業継続マネジメント」実践ガイド』(セルバ出版)
開催概要
形式
リアルな会場で、座学による基本的な枠組みの理解と1組4~7人程度のグループによるワークショップ、ディスカッションによる気づきと落とし込みで演習運営者に求められる実践的なスキルを身につけていただきます。
テキスト
ISO22398(演習に関する指針)の内容に基づいたオリジナル資料および演習で使用する各種テンプレート(データ提供)
スケジュール
次回
日時
2025年1月29日(水) 9:45~17:30
          ※9:30開場予定
定員
14人(最少催行人数6人)
会場
katanaオフィス六本木 セミナー室
東京都港区六本木2丁目2-6 六本木福吉町ビル 8階
受講料と支払方法
リスク対策.PRO 4万9500円(税込み)
一般 7万7000円(税込み)
チーム契約の場合、1人分の受講料で2人参加可能
請求書払い(テキスト代・税込み)
申し込み締め切り
1月24日(金) 16時