「座学とワークショップで学ぶリスク対策研修」はBCPと危機管理の専門メディア「リスク対策.com」が選りすぐりの専門家と共同して企画したオリジナルの研修です。一方的な講義だけではくみ取りにくい実践的な気付きを、グループ学習などを通して、他業界・他社などの多様な視点を交えることで得ていただくことに重点をおいています。
この講座は、受講者が自ら属する組織・企業において、リスクマネジメントに関わる運営および活動において、指導者の役割を果たせる能力を習得することを目標としています。そのために必要なリスクマネジメント知識および着眼点を学び、ワークショップ(演習)で自ら考え、実際に職場で使えるように知識と手法をブラッシュアップします。
本教育プログラムは下記の学習目標の狙いによって設計されています。1限目はブレーンストーミングを行い、2限目は自らの組織のリスクを洗い出すワークショップで理解を深めます。3限目の講義はISO31000:2018リスクマネジメント-指針に基づき、リスクマネジメントの枠組みと手法を学び、4限目のワークショップで、自社のリスク分析·評価について実習します。5限目は弊社で考案した「リスクマネジメント診断ツール」を使って、自社のリスクマネジメント体制および活動を有効に機能しているかを診断し、総合的に自社のリスクマネジメント体制の問題点や課題とその改善策を考えます。ワークショップでは、全員のディスカッションを通じて、意見を共有できるとともに、講師から講評やコメント·意見をもらえます。
- オリエンテーション
9:30~10:00 -
- 1限目
10:00~10:30 -
ブレーンストーミング:リスクとは何かを考える
- 2限目
10:30~11:30 -
ワークショップ1:自社を取り巻くリスクを洗い出すリスクの概念を理解する発生した事故や損害の被害とリスク違いを理解する企業(自社)を取り巻くリスクを洗い出し、その発生確率、影響を分析できる列挙した自社のリスクの背景や理由を説明できる
- 3限目
11:30~12:30
(12:30~13:15休憩)
13:15~13:50 -
座学:リスクマネジメントの進め方を学ぶISOリスクマネジメント規格に基づき、リスクマネジメントを進め方を理解するリスクマネジメントの枠組みとプロセスを理解し、組織としてやるべきことを習得する組織でリスクマネジメントを推進するために、組織(メンバー)でやるべき役割を理解する。組織がリスクマネジメントを有効に機能させるに必要な要素、また、それを阻害する要素を理解し、問題点や課題を改善する対策が立案できるようにする
- 4限目
13:50~15:50
-
ワークショップ2:リスクを分析・評価する
ワークショップ3:リスク対応を考える3限目で学んだ手法を、自社を取り巻くリスクに適用して、実習するリストアップした各種リスクを分類し、もれているリスクや見えないリスクに気づく着眼点も実習する作成したリストアップから、リスク分析・評価・対応の各プロセスを自らやってみることで、リスクマネジメント手法を自分のものとする
- 5限目
16:00~17:00 -
ワークショップ4:自社のリスクマネジメント体制を診断する「リスクマネジメント診断ツール」の質問項目に回答し、自社のリスクマネジメント体制および活動がどの程度有効に機能しているか自己診断する自らの診断結果に基づき、自社のリスクマネジメント体制の問題点や課題と改善策を提案できる
- まとめ
17:00~17:20
岡部 紳一氏
国際規格ISO(JISQ)31000リスクマネジメントー指針、およびISO22301などBCMS関連の国内委員を務め、それらの策定および改訂に参画。また、長岡技術科学大学大学院で、(社会人大学生対象に)リスクマネジメント講座を担当。
- 形式
- リアルな会場で、座学による基本的な枠組みの理解と1組4~5人程度のグループによるワークショップ、ディスカッションによる気づきと落とし込みで実践的なリスクマネジメントの考え方を身につけていただきます。
※研修では、一部パソコンを使用します。必ずご持参ください(有償レンタルあり。お申し込みフォームにて「パソコンレンタルあり」をお選びください)
- テキスト
- オリジナルの資料のほか、ワークショップでは各種テンプレートを使用