座学とワークショップで学ぶ リスク対策研修
ISO/TS31050 エマージング・リスク講座
「座学とワークショップで学ぶリスク対策研修」はBCPと危機管理の専門メディア「リスク対策.com」が選りすぐりの専門家と共同して企画したオリジナルの研修です。一方的な講義だけではくみ取りにくい実践的な気付きを、グループ学習などを通して、他業界・他社などの多様な視点を交えることで得ていただくことに重点をおいています。
講座概要
エマージング・リスクをマネジメントするためのガイドラインとして、ISO/TS31050が2023年10月に発行されました。エマージング・リスクとは、組織がこれまで認識したことも経験したこともないようなリスクや、既存の知識が通用しない新たな馴染みのない状況におけるリスク、著しく進化するリスク――などと説明されます。
本講座では、ISO/TS31050の概要を解説するとともに、通常のリスクマネジメント指針ISO31000との関係や企業の取り組み方などについて説明します。また、ワークショップを行いながら、理解を深めます。
プログラムと学習目標
- 1限目
-
エマージング・リスクの特性を学ぶエマージング・リスクは何か、5つの類型から理解するエマージング・リスクを生じさせる組織の状況の変化について考えるエマージング・リスク源となる可能性のある状況の変化を自社の視点で考える
- 2限目
-
ISO31000をエマージング・リスクに適用する従来のリスクマネジメントのプロセスをエマージング・リスクに適用する際の留意点を理解するエマージング・リスクのデータ、情報、知識、インテリジェンス(DIKI)プロセスを理解するリスクインテリジェンスサイクルとリスクマネジメントの関係を理解する
- 3限目
-
組織レジリエンスの強化とエマージング・リスク組織のレジリエンス能力を理解する組織のレジリエンス指標と評価を理解するエマージング・リスクの発生と組織のレジリエンスについて考える
関連キーワード
エマージング・リスク
ISO31000
ISO/TS31050
リスクマネジメント
インテリジェンス
リスク分析
リスク評価
レジリエンス
PDCA
ISO22301
講師
リスク対策.com 特別アドバイザー
岡部 紳一氏
岡部 紳一氏
大手損保に30年以上勤務し、企業・国際分野の財物保険、賠償保険の損害部門に所属し、幅広い業種の企業顧客の災害や事故の処理復旧に関わる。米国勤務8年を含め20年以上にわたり、欧米アジアの日系海外子会社の損害業務にも従事。その後、損保系のリスクコンサルティング会社に移り、災害事故時の復旧支援サービス、事業継続計画(BCP)にかかわる業務を担当。
国際規格ISO(JISQ)31000リスクマネジメントー指針、およびISO22301などBCMS関連の国内委員を務め、それらの策定および改訂に参画。また、長岡技術科学大学大学院でリスクマネジメント講座を担当。
開催概要
- 形式
- リアルな会場で、座学による基本的な枠組みの理解と1組3~5人程度のグループによるワークショップ、ディスカッションによる気づきと落とし込みでエマージング・リスクの考え方を身につけていただきます。
- テキスト
- オリジナルの資料、各種テンプレート