これまで多くの企業や組織では、大地震への対応を念頭に置いたBCPの構築が進められてきました。しかし、毎年多発する風水害や新型コロナウイルスをはじめとした感染症、大規模な通信障害など、事業の中断を引き起こすリスクは多種多様になっています。先の見通しがつかない不確実性の高い時代に必要なBCP対策とはどのようなものなのでしょうか。

本セミナーでは、災害時に欠かすことのできない通信手段の確保に焦点を当てながら、VUCA時代におけるBCP策定のポイントや新たな無線通信システム、災害対策ソリューションなどをご紹介します。

解説

VUCA時代におけるBCP 既知の既知、
未知の既知での失敗は命取り

VUCA時代や、VUCAとともに注目を集めているエマージングリスクの概念ついて整理をするとともに、こうした時代におけるリスクマネジメントやBCPのあり方について、自分なりの考え方を述べさせていただきます。また、VUCAにかかわらず企業が陥りやすい「想定外」をなくすために、企業がすべきことを解説します。

株式会社新建新聞社
取締役専務
リスク対策.com

中澤 幸介 編集長

ソリューション

BCP対策の第一歩は確かな通信手段の確保から
「MCAアドバンス」で変わる災害時通信のミライ

東京都が公表した首都直下地震の想定では、発災から1週間以内は、電話やインターネット等の通信が不通になる可能性があるとされています。多くの通信網が途絶えることにより、情報共有や安否確認の連絡が取りにくくなります。災害時の初動対応において重要な情報収集と意思決定には、確実に連絡の取れる通信手段の確保が不可欠です。本セッションでは自治体や企業BCP対策に導入が進んでいる、災害時の高い信頼性と利便性を兼ね備えた「MCAアドバンス」を紹介します。

PSCP株式会社
セールスサポート・サービス開発本部
マネージャー

森山 祐助氏

2021年9月より、日本電気株式会社にてMCAアドバンス事業立ち上げに参画。2022年11月より、MCAアドバンスの事業会社として設立したPSCP株式会社に所属。「MCAアドバンス」の認知拡大、BCP対策等新たな市場開拓、SLパートナーとの事業開発に取り組み中。

事例

NECネッツエスアイのBCPと非常用通信機器

海底から宇宙まで、社会のさまざまな場面で使用される通信インフラを手掛ける当社は、ICTシステムの企画から、設計、構築、運用、保守に至るサービスを提供して12月で創業70周年を迎えます。長年培った技術と経験から、災害時でもコミュニケーションを絶やさないためにさまざまな通信手段を確保しています。本セッションでは、その中でも中心となる「MCAアドバンス」の採用経緯、オフィスへの設置事例や訓練等を紹介します。

NECネッツエスアイ株式会社
総務部 防災管理マネージャー

森島 和博氏

1993年より8年間、海外を含むキャリア向け無線通信機器の工事設計に従事。2017年より総務部において全社の防火・防災管理、BCPを担当し現在に至る。【保有資格】防災士、消防設備士、防火対象物点検資格者

ソリューション

その備え、本当に使えますか?
フェーズフリーなBCP対策を叶えるDX

自然災害などの非常事態に備え、さまざまな対策を講じていても、実際にBCPが発動したときに機能できるものでしょうか?いつ発生するかわからない非常事態のためだけに備えていても、本当に使わなければいけない場合に、使えない、使い方が分からないということではせっかくの備えも無駄になってしまいます。誰でも、必要な時に使える備えとするには、平時の通常業務から利用し、使い慣れておくことが必要です。通常業務をDX化し、非常事態にも活用可能なフェーズフリーに活用できるBCP対策ソリューションを紹介します。

NECネッツエスアイ株式会社
社会・環境ソリューション事業本部
社会公共ソリューション事業部
ソリューション開発推進部 課長

久保田 美穂氏

2001年4月の入社当時より、監視カメラや映像表示設備等、映像関連のシステム設計、構築、現場管理業務に従事。長年の現場経験を活かし、2021年からは安心・安全を中心としたまちづくりソリューション開発を推進中。

解説

多様な事態への対応力を備えるための教育訓練とBCPの検証・改善 

地政学リスクやサイバーセキュリティなども含めてさまざまな脅威への対処が求められる昨今において、組織として多様な事態に対応できるような能力を備えるためには、当然ながら単にBCPや対応マニュアルなどを作るだけではなく、役員や従業員に対する意識付けや認識向上、さまざまな教育訓練や演習などを含めた総合的な取り組みが必要です。 
本セッションではこのような、ともすれば場当たり的になりがちな取り組みを組織的かつ効果的に実施するために、事業継続マネジメント(BCM)の枠組みに基づいて整理した上で、これらを組織において実践する際の留意点について解説します。 

合同会社 Office SRC 
代表

田代 邦幸氏

自動車メーカー、半導体製造装置メーカー勤務を経て、2005年より複数のコンサルティングファームにて、事業継続マネジメント(BCM)や災害対策などに関するコンサルティングに従事した後、独立して2020年に合同会社Office SRCを設立。引き続き同分野のコンサルティングに従事する傍ら、The Business Continuity Institute(BCI)日本支部事務局としての活動などを通して、BCMの普及啓発にも積極的に取り組んでいる。国際危機管理学会(TIEMS)日本支部理事。一般社団法人レジリエンス協会組織レジリエンス研究会座長。著書『困難な時代でも企業を存続させる!!「事業継続マネジメント」実践ガイド』(セルバ出版) 
配信は終了しました
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< 開催概要 >

VUCA時代に多様化するBCP対策 
~「災害時に強い通信」備えてますか?~

配信日時 2023年8月23日(水)~9月22日(金) オンデマンド配信
収録時間 120分
参加費 無料

同業他社のご参加はお断りさせていただきます。

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