国土地理院は8日、能登半島地震で1メートル程度隆起した半島北部沿岸の地殻変動観測点について、その後2カ月弱で4センチ程度沈降したと発表した。
 同院の矢来博司・地理地殻活動総括研究官は気象庁で行われた記者会見で、「隆起量に対して沈降量は非常に小さい。沈降量は今後、だんだん小さくなると考えられる」と説明。港湾などの復旧工事には影響しないとの見方を示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)