著者別連載一覧

小原 浩之
日本の大手総合商社に34年間籍を置き、営業を一通り経験した後、経営企画・連結経営リスク・BCP・個人情報保護・情報セキュリティおよびサイバーセキュリティに関する制度の立案・推進を長年リードしてきた経験を持つ。2018年5月から、英国を本拠地とする国際的NPOであるISFの日本および極東担当代表に就き、グローバル水準のコミュニティー形成を図っている。また、デジタルで繋がっていく「接続性」の中で、人の繋がりを重視した社会デザイン形成に貢献したいと願い、デジタルリスクに関する規範研究やコンサルティングをしている。
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第58回:犬笛効果を念頭に備えを
犬笛効果という言葉があります。いろいろな文脈で使われますが、コミュニケーションの中に一見してはわからない何かを聞き取るという意味は通底しています。今回はAIリスクに関する二つの要素を取り上げ、その間に目に見えない関係性を見つけ出すことで、我々に起こり得る脅威の仮想シナリオを描いてみたいと思います。
2025/09/12
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第57回:AIを相棒に事業変革
古今東西、人智を超える不思議と人間の限界を超えるツールに焦がれる人の絶えたことはありません。今、ふと気が付くとそれが身のまわりに溢れています。そう、AIです。しかし、使いこなせている企業はごくわずか。AIはすっかり新しいテクノロジーですから、まずは高い位置からの理解を試みてみましょう。ふさわしい語り手を紹介します。
2025/07/02
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第56回:デジタル空間に溶け込む組織犯罪の拠点
関税障壁の復権に、ついこの間までのグローバル経済の夢は消えたかのようです。一方、裏経済のグローバル化は止まりません。日本の警察もデジタル世界の発展とともに国際的になった組織犯罪の撲滅に向けて奮闘していますが、サイバー組織犯罪の拠点が潰えることはありません。今回は、あらためてサイバー組織犯罪の現実を見つめます。
2025/05/09