2016/09/23
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
冷蔵庫については「東京防災」でもあいまいな記述。どうすればいいの?
実際、東京防災では、冷蔵庫についての記載は以下になっています。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/DATA/20p7o408.pdf
冷蔵庫は「ベルト式器具などで壁と結ぶ」。これは、ネジ止めが前提になっています。冷蔵庫については、ネジ止めが難しい場合については書かれていません。あわせ技についても記載されていません。
高層階になると、長周期地震動対策も必要になります。文部科学省がeディフェンスを使い、19階で効果ありとしたものはというと、
「スチール棚についてはあわせ技で効果あり」
「冷蔵庫については、床にうちつけることで効果あり」
なのです。

床にうちつける!!・・・ちょっとそれは賃借人は絶望的に無理ですよね。
都市部では、全員が避難所に行けないと言われています。自宅待機が基本で、自宅に備蓄をしておくべきと。
その際、冷蔵庫が無事であれば、食料がしっかり確保されることになります。都市部の防災を考えても冷蔵庫ってとっても重要ですよね。
仮にです。冷蔵庫だけでも賃借人がネジ止めで原状回復義務を負わないなら、家具の固定が一気にすすむのではないか?そんな風に思っています。
もっとも、賃借人がむやみやたらと穴をあけたら賃貸人が困るという問題があります。
でも、冷蔵庫に関していえば、固定の位置が決まっています。ネジ止めするフックをあらかじめとりつけて地震対策済み住宅として付加価値をつけて賃貸されている大家さんもいらっしゃいます♪
すべての大家さんに負担しろとは思いません。せめて、行政が賃貸人になっている住宅、それだけは、ここにフックをとめるなら原状回復義務は負わないとか、あらかじめフックをつけるとか、できないものでしょうか?
とはいえ、大家さんがOK!って言っても、そもそも条例を変えるなんてそんな大変なことができるのでしょうか?
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/01
-
-
-
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方