2017/09/15
防災・危機管理ニュース
防災専門図書館(東京都千代田区)は9月1日から、「首都圏水没!?~カスリーン台風から70年」と題した企画展を開催している。12月28日まで。東京23区の洪水ハザードマップを全て並べて展示したほか、荒川周辺の各区のハザードマップを縮尺を均等にして実際につなげ、区外避難の経路を確かめるなどユニークな展示内容となっている。
カスリーン台風は1947(昭和22)年9月に発生した台風で、停滞していた前線とともに大雨となり、利根川や荒川の堤防が決壊。死者1077人、行方不明者853人、負傷者1547人という大きな被害を関東平野にもたらした。
同図書館司書の堀田弥生氏は、「洪水ハザードマップは1種類だけではない。ある地図では浸水深が浅くても、ほかの地図では深い場合もある。注意しながらハザードを確認してほしい」と話している。
(了)
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