■特集1
災害時に向けた燃料調達戦略
燃料不足を克服した先進事例
東日本大震災で多くの企業が直面したのが、車両や非常用発電機の燃料不足だ。
ガソリンスタンドには首都圏でも長蛇の車列ができ、緊急支援物資の輸送などにも
支障をきたした。
もし、首都直下地震や南海トラフ地震が起きたらどうなるのか。
研究者は、最悪のシナリオとして全国70%の製油がストップする事態を描く。
多くの製油所や製品を蓄えておく油槽施設が止まり、1週間程度、出荷ができない
事態に陥る。仮に製油が再開しても、ガソリンスタンドにはそれを聞きつけた人々が
殺到し、入手困難な日々が続く――。
◆車両燃料の不足はなぜ起きた
南海トラフ、首都直下なら70%の製油がストップ
◆燃料と専属車両を事前確保
災害時に備えた燃料調達BCP 株式会社日立物流
◆BCPと環境の一体的推進
有事の燃料調達を避けるために SGホールディングス株式会社
◆医療ガス供給で患者の命を守る
LPガスを利用した車両・施設の燃料確保 北良株式会社
◆1週間以上の調達ストップなら赤信号
本誌アンケート調査結果 燃料確保に向けた取り組み進まず
◆燃料ソリューション
貯蔵・配送や非常用発電機の点検を支援する企業
■巻頭インタビュー 火山噴火予知連絡会会長 藤井敏嗣氏
「大地動乱の時代」
■特集2 “負の遺産”を忘れるな 「鉱山に求められるリスクマネジメント」
■Focus
期待高まる災害救助犬
あなたの組織の危機対応力がわかる!
■Topics
01 札幌に本社設立でBCMを強化
02 グローバルでリスクを予兆から監視
03 富士山の噴火に備えろ!
04 ITで「つながり×ひろげる」
05 経営に役立つリスクマネジメントが学べる
■New Products
01 VRで浸水時を仮想体験
02 トランプで楽しみながら防災を学ぶ
03 アレルギー物質27品目を不使用
04 あらゆる災害情報を1台で
05 ゲーム感覚で本格的なBCP訓練
■講演録
01 なぜBCPが定着しない!?
02 改正個人情報保護法とマイナンバー制度
■特別寄稿 災害医療に必要な非日常性(上)
■シリーズ 直言居士
従業員の命を守る「職場の医学」 鶴和幹浩
リスク危機マネジメント論 宮林正恭
レジリエンスに関する世界の調査研究 田代邦幸
業種別BCPのあり方 小山和博
COP徹底解説 秋月雅史
※サマンサのBCP英語講座はお休みです。