ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
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ゴミ収集車の危険ゴミによる庫内火災対応について
消火が難しいゴミ収集車の火災。リチウムイオン電池など火災の原因になる製品が増えているなか、誤ったゴミ出しでそのリスクは高まる。いずれはゴミとなるものを作って販売するメーカーからゴミとして出す消費者、ゴミ収集会社や作業員、最終処分場の関係者が一丸となって、ゴミ収集過程で発生する火災や爆発、作業員のけが、ゴミ焼却施設の悪影響などを予防していく必要がある。
2020/06/24
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消毒用アルコール製品による火災について
新型コロナウイルスの感染予防対策として、手指の消毒用アルコールがよく使われるようになった。世界各国の消防本部は、消毒用アルコールの使用時・保管時などの取り扱いに関する火災事故が増える可能性が高いとして、さまざまな注意喚起を行っている。
2020/05/22
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Signal Reading (シグナルリーディング)で助かった消防士の命
2020年5月16日(土)午後6時30分ごろ、ロサンゼルスのダウンタウンのリトル東京地区で発生した建物火災。11人の消防士がやけどなどをして病院で手当てを受けているが、いずれも命に別状はなく、また、火災は2時間後に鎮火。過去の火災現場で培った「勘」による行動が、屋内侵入していた多くの消防士の命を救ったのではないかといわれている。
2020/05/20
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消防現場での野次馬の無断撮影対策
iPhoneが2007年に米国で発売されてから2019年で12年が経過した。スマートフォンは国内外ともに急速に普及してきており、1人が1台持つ多重的な機能と利便性に優れた情報端末ではあるが、消防現場においては、野次馬が火災現場の消防士の活動はもちろん、被災者や傷病者をスマホのビデオアプリで撮影し、SNSへ「ヤバい」などという心ないコメントとともに災害映像を投稿するなど、罪悪感がなく、被災した人を尊重してないと見受けられるような、モラルのない行動があとをたたない。
2019/10/24
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夜間の消防活動、カメラで課題解決
夜間における消防防災ヘリでの行方不明者の捜索や被災情報収集、ドクターヘリでの患者搬送などついては、日本に限らず、海外においても運航上の様々な課題があるため、リスクの少ないドローンに超高感度カメラや熱感知カメラなどを積載して、夜間の消防活動を検討している災害対応機関が多い。
2019/10/17
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日本の消防士も現場でペットを助けるために
一酸化中毒で意識を失った猫への早急な心肺蘇生法と酸素投与で見事に蘇生成功!
2019/08/28
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惨事報道のあり方について
ほぼ毎日のように、世界中で起こった災害、戦争や紛争、残虐な事件、悲惨な事故、テロや殺人犯罪、動物や子どもへの虐待など、さまざまな暴力的な画像や悲しい映像がSNSやテレビ、週刊誌、中吊り広告などから否応なしに伝わってくる。
2019/07/25
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消防職員の副業について
「消防組織の7S」など、消防の現状と課題や将来の見通しについてグループワークを行った。
2019/07/05
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番外編:川崎殺傷事件について
今回、事件に遭われた被害者の方々のご冥福を心からお祈りすると共に、ご家族や関係者の方々に心からお見舞いを申し上げます。治療中の被害者の方々、また、居合わせた児童や被災児童の友達の心の傷が深まらないよう、周囲の配慮を心から願います。
2019/05/30
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有機フッ素化合物入り泡消火剤対策の危険性
今、世界の消防本部で泡消火剤の廃棄処理と代替が問題になっている。
2019/05/24
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消防の航空機事故対策について
ロシアの首都モスクワのシェレメチェボ空港において、現地時間5月5日夕方(日本時間6日未明)、アエロフロート・ロシア航空の旅客機スホイ・スーパージェット100(73名の乗客と5名の客室乗務員)が緊急着陸して炎上した。
2019/05/08
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ノートルダム大聖堂火災を受けて
フランス・パリを象徴する歴史的建造物、ノートルダム大聖堂で起きた火災は現地時間の4月15日夕方ごろに発生。歴史的な建造物を訪れていた観光客ら数千人が避難を余儀なくされ、激しく燃える屋根の上に立っていた尖塔を炎が包み、やがて、キリストが十字架を背負って倒れるかのようにゆっくりと倒壊し、パリ上空に悲しみの煙を上げた。
2019/04/24
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消防活動におけるサーマルカメラの有効活用について
日本でも20年ほど前から、サーマルカメラ(熱画像カメラ)消防現場で活用されているが、10万〜100万円以上と、非常に高価な物が多い。また重くかさばり、使い勝手が悪いため、結局、使わなくなったという声をよく聞く。
2019/03/28
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消防組織の7Sについて
消防人としてふさわしい「自信と責任」を持った人材育成と、地域市民に安心・安全を感じていただく「信頼と期待」に十分に応える組織作りのためにと、いくつかの消防本部と消防学校からご依頼を受け、中級幹部や上級幹部向けに「消防組織の7S」というワークショップを行った。
2019/03/13
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消防士にとって家族とは
2018年、4つの消防学校と4つの消防職員有志による自主勉強会、3つの消防本部にて、計約2000名の消防士や消防団員の方々に「消防リスクマネージメント」「これからの消防に必要な準備と対策」というタイトルで、消防業務上のさまざまなリスクをいかに回避し、現場における事故予防や殉職予防を既存の仕組みの中で具体的に何をするべきか?を講演させていただいた。
2019/02/01
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能代火災受け蛻変(ぜいへん)のすすめ
22日に秋田県能代市の木造密集地域で発生した、築50年以上経った木造店舗兼住宅火災における消防士2名の殉職事故は大変残念なニュースであり、深く胸が痛む。ご遺族に哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈り申し上げたい。
2019/01/25
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火災防御訓練のためのシナリオ作成ワークショップ
今年に入って、ほぼ毎日のように死傷者を出す炎上火災が発生している。発生対象物も繁華街、簡易宿泊所、商店街、一般住宅、ホテル、工場、ビルなど様々。ニュースで流れるスマホで撮影されたと思われる現場映像を見ていると、中には場当たり的な活動をしている消防隊も見受けられ、放水、はしご車の架梯位置、ホースの伸ばし方、屋内進入箇所の選定など、訓練不足がかなり見受けられる。
2019/01/17
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寒い季節、女性に多い「着衣着火」のやけど被害
寒い季節になると、毎年ニュースになるのが、さまざまな原因で発生する着衣着火による大やけどや、それらが大火に至った火災である。 アメリカではクリスマスケーキやバースデーケーキに立てられたろうそくの火を吹き消す際に、女性の髪の毛や首に巻き付けていたストールやブライド(花嫁)のベール、手首に付けていたアクセサリー、周りの友人達が放ったバースデースプレー(ひもスプレー)などに引火して、顔や頭、右腕や右半身(右利きが多いため)に大やけどなどを負う事故が多い。
2018/12/26
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大災害時には消防組織も被災する!
大規模災害が発生した際、被災者救助の最前線にいるのが、被災地域の自治体と消防組織だ。消防組織は、大きな災害に迅速に対応するため、大きい市は単独で、複数の市町村が組合をつくって「消防本部」を組織している。現在、各都道府県に10数~30余りの「消防本部」があり、全国では732拠点にのぼる。
2018/12/21
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本当に効果的な火災防御訓練とは?
消防が行う各種訓練にはさまざまな目的がある。 実火訓練を行う場合も、状況予測訓練を行う場合も、管轄内の地域災害特性や季節的な二次的活動リスクなど、親シナリオと子シナリオを工夫することで、同じ時間内に行う訓練内容であっても、より深く、実践に即した内容にできる。
2018/11/30
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AIはどこまで火災現場を革新できるか?
2016年11月2日、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジェット推進研究所(カリフォルニア州パサディナ)は、AUDREY(Assistant for Understanding Data through Reasoning, Extraction and sYnthesis/理由付け・抽出・分析によるデータ理解アシスタント)という人工知能(AI)を使った、消防活動支援システムが、国土安全保証省とNASA共同開発が始まったと発表した。
2018/11/22
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大規模殺傷事故の現場で、傷病者をトリアージする
日本でもおなじみのトリアージ法「START」(Simple triage and rapid treatment /簡単なトリアージと迅速な救急手当) は、1983年にカルフォルニアで発明された。大規模殺傷事故や事件(MCI:Multi Casualty Incident)が起きた際、ファーストレスポンダーが、現場到着後いち早く傷病者を観察し、救急処置の優先順位や搬送先の判断の精度を高め、救命率を向上させるための手法だ。
2018/11/14
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火災は科学で防御する
これまで排煙方法における場所やタイミングなどについて、世界各国の消防局で賛否両論があった。大学の火災研究施設などもエビデンスベースで参加し、さまざまな議論がなされてきた。 このたび、オランダの消防科学研究所が発表した「The Renewed View on Firefighting (火災防御の再検証) 2018」によると、①屋根に垂直排煙のための開口部を作る、②窓やドア等を利用して、水平排煙のために閉じている開口部を破壊して作る、③人工的に排煙を促し、火災建物の屋内を通気すること―によって、火点への酸素の流入が促され、確実に火災が拡大することが実証されたという。
2018/10/31
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さらに進化したデジタルタイマー付き止血帯について
2018年6月9日、東海道新幹線「のぞみ」東京発新大阪行きの最終便で、愛知県在住の無職、小島一朗容疑者(22)が乗客にナタなどを振るって、男性1人が死亡。女性2人が重傷を負うという衝撃的な事件が起こった。 この事件を受けて、JR各社では警察官や警備員による駅や車内の巡回を強化しており、9月4日のJR東日本ニュースによると、今後は催涙スプレーや耐刃の手袋、ベストなどの車内への常備や、止血パッド、ゴム手袋などの医療器具の拡充も検討中との公式発表があった。
2018/10/11
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若手職員の教育と消防のパワーハラスメントについて
今年の4月、総務省消防庁は消防本部における具体的なハラスメント等への対応策として、「消防庁ハラスメント等対応策」のページを特設した。大変内容が濃く、すぐに取り組めるように工夫した、直接的な対策を盛り込んでパンフレットなどを作製した。
2018/10/04