2021/10/02
ニュープロダクツ
パーソナルメディアは、総務省の新ガイドラインに対応したパソコン用データ消去ソフトの最新版「ディスクシュレッダー7」を販売する。昨年12月に発表された「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」や、セキュリティ分野の国際基準とされる米国国立標準技術研究所(NIST)が提唱する消去レベルを採用し、データ消去の新たなニーズに応えたもの。
最新版では、普及が加速するUEFI規格のパソコンへの対応をより一層進め、セキュアブートを有効にしたまま起動できる機種を大幅に拡大。総務省の新ガイドラインへの対応では、新たに示された「OS等からのアクセスが不可能な領域も含めた領域のデータ消去装置又はデータ消去ソフトウェアによる上書き消去」に対応し、隠し領域(HPA)の消去が可能になった。
NISTが提唱する消去レベルへの対応では、HDDの消去において「ゼロ1回上書き+消去確認」とセキュア消去に対応したほか、SSDの消去においてサニタイズ(BLOCK ERASE)に対応した。その結果、NIST800-88が提唱する消去レベル「Clear」や「Purge」を実現できるようになった。
同ソフトは、面面に表示されるメッセージの指示に従い、数回のキー操作を行うだけで消去が始まるシンプルさが特徴。USBメモリまたはDVD-ROMから直接起動するため、インストールは不要。パソコンに搭載されているOSも問わない。また、1つのUSBメモリまたはDVD-ROMで何回/何台でも消去できるため、使えば使うほどパソコン1台あたりの消去処理の単価が安くなるというメリットも備える。
同製品のラインナップと価格は、「ディスクシュレッダー7・スタンダード」(USBメモリ版/DVD-ROM版)の標準価格が3万6000円、5本パックが17万1000円、優待価格が2万8800円。最上位版となる「ディスクシュレッダー7・スーパー」(同)は、標準価格が7万2000円。「ディスクシュレッダー7・ライト」(同)は、標準価格が同1万8000円。そのほか、通常製品をもとにしたカスタム製品の提供も可能。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方