無電柱化条例が制定され、都道での電柱新設はほぼ禁止となる

7日、「東京都無電柱化推進条例」が都議会本会議で全会一致で可決、成立した。施行は9月1日からで都道府県の無電柱化条例制定は初めて。防災機能強化へ都道での電柱新設を認めないほか、東京電力やNTTといった関係事業者や区市町村と連携し無電柱化推進を図る。

都ではこれまでも独自の無電柱化計画を策定しているが、条例成立も踏まえ2016年に成立した「無電柱化の推進に関する法律」に基づき、新たな計画を定める。都が都議会の環境・建設委員会に提出した最新資料によると整備対象都道2328㎞のうち、2016年度末見込みでの電線地中化率は39%。2020年度に47%とすることを目標としている。財政面や技術面で区市町村を支援し、区市町村道の無電柱化も進めていく。

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リスク対策.com:斯波 祐介