アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
先日22日に放送されたNHKの「MEGA CRISIS 巨大危機~脅威と闘う者たち~ 第4集」は、「“地震大火災”があなたを襲う」 というものでした。
番組内でも感震ブレーカーが紹介されていたので、先週号の記事をみてスグに設置しましたというお声もたくさんいただきましたよ!
「思い立ったら即実践♪」これ、大切ですね!空気が乾燥した日が続く今週も、引き続き火災についてです。
糸魚川の大火では、昔から「南風の日には気をつけろ」と言われてきたそうですが、みなさんは風向きって気にしていますか?
現在の天気予報では、風向きは必ず報道されています。だけど「晴れ」「雨」というアイコンに比べ、風向きって興味関心が薄い分野なのだなーと実感しています。
防災講座でお話ししていても、南風って「南から吹く」のか「南に向かって吹く」のかよくわからないという質問が結構あります。
「南風」といえば、南から吹く風になります。
「南向きの風」といえば、北から南に向かって吹いている風になります。
「向き」がつくかつかないかで意味が逆になってしまうので、混乱しやすいみたいです。
災害用語って難しいと言われますが、よく使われているお天気用語も伝わっていないのかもしれません。お天気アプリなどでは、言葉より「→」のアイコンで示してくれるので視覚的にわかりやすいからいいですよね。
さて、風向きがわかると、大まかな避難の方向がイメージできることになります。防災マップには、必ず木造住宅密集地が火災の心配のある地域として記載されています。その地域は、自宅からみてどの方角にあるか頭に入れておきます。
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