※写真はイメージです。

各地で土砂災害も続いています。

雨雲レーダーを見て、早めに避難をと講演で呼びかけていますが、ピンとこない人も多いようです。「雲の中では何が起こっているのか」などの著作で有名な気象庁気象研究所予報研究部研究官の荒木健太郎さんのTwitterから、「これは逃げたくなる!!」と歓声?があがる画像の使用許可をいただきました。

これです!100mm/時の雨、その重さとは・・

気象庁気象研究所予報研究部研究官 荒木健太郎さんのTwitterより 

ミリとか言われて油断していないでしょうか?力士ですよ!「自分、100キロあります」っていう人が1時間に1回、1m四方に落ちるのが100mm/時の雨。

説得力ありますね!

これはもう、避難を躊躇(ちゅうちょ)している場合ではありませんね!

豪雨の際、車でアンダーパスに入ってしまい、救助を求めている方もいました。力士が落ちてきて、ごろごろたまるアンダーパスに入ってはいけません!スマホや携帯で救助要請ができると安易に思っていませんか?救助する側の危険が伴うものです。アンダーパスにそもそも入らないようにして欲しいと思っています。

アンダーパス…立体交差の方式のうち、道路を掘り下げて交差する道路の下をくぐる形にしたもの。アンダーパスに対し、高架橋などを設置して越す形にした立体交差をオーバーパス(overpass)という。(出典:Weblio)

 

100mm/時の雨の怖さがわかったら、アンダーパスに漫然と入っていかないためにも、車には、車外脱出ツールを常備してほしいと思っています。いざという時役立つだけでなく、持っていることが自分への戒めにもなります。
 
残念ながら、国産車も輸入車も標準装備ではありません。それでも何故、車外脱出ツールが必要なのかというと・・

タイヤの3分の1の冠水で電気系統がやられてしまう車が出始め、半分まで冠水すると多くの車の電気がストップして動かなくなります。その時、窓が閉まったままなら、今は、電気の力で窓を開けているので、脱出できなくなってしまいます。