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医療機関向け業務継続力強化サービス
富士通総研は15日、病院などの危機対応能力を高めることを狙いとし、災害時に医療機関の重要業務を迅速に再開するための業務継続力強化サービスを開始すると発表した。大規模な災害が発生した際、各病院が院内だけでなく行政や医療団体、近隣病院、DMAT、取引先などと連携。迅速な対応・判断をすることで、医療サービスを継続的に提供できるよう支援する。同社が保有する1000社以上の事業継続コンサルティングの実績や知見をベースに、各病院の現状の課題に対応したサービスを提供する。
2017/06/28
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熊本地震関連企業、BCP3割が策定
内閣府は16日、「企業の事業継続に関する熊本地震の影響調査報告書」を発表した。2016年の熊本地震被災地の1255社、被災地と取引のある全国の756社の2011社が回答。BCP(事業継続計画)について約3割が策定。大企業は全体の約7割が策定しているが、中小企業は約1割にとどまっている。
2017/06/23
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BCP策定率は大企業6割、中堅3割
政府は16日、「防災に関してとった措置の概況 平成29年度の防災に関する計画」(防災白書)を閣議決定し国会に提出した。今年度の白書では2016年の熊本地震での教訓が多く盛り込まれたほか、被災企業の事業継続への取り組みも記載されている。また大企業と中堅企業のBCP(事業継続計画)策定状況では中堅企業では大企業の半分である約3割にとどまっていることも指摘している。
2017/06/20
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BCP文書も対策本部組織も不要
徹底した改善活動を繰り返し、災害対応力を高めている中小企業がある。岩手県北上市を拠点に、家庭用、産業用、医療用の幅広いガスの製造・輸送・販売と設備工事・保守管理までを総合的にサポートする地域密着ガス・サプライヤーの北良株式会社だ。2011年3月11日の東日本大震災では、震度5強の強い揺れに見舞われながらも、発災直後から医療ガスを必要とする患者の安否確認やLPガスの調達に奔走した。その対応過程で課題となったことを、1つずつ改善し、いつまた災害が起きても即座に対応できるよう、独自のBCPを磨き上げている。
2017/05/30
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不動産管理会社・オーナー向け防災本
不動産情報事業を展開するアットホームのグループ会社である不動産流通研究所は26日、「不動産管理会社・賃貸住宅オーナーのための防災・復興ハンドブック〈改訂版〉」を発刊した。監修は東北大学災害科学国際研究所の丸谷浩明教授。価格は500円(税別)。BCP(事業継続計画)策定方法のほか、2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震を体験した事業者の体験談も掲載されている。
2017/05/30
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災害時に周辺ビルに電気融通しBCP
住友商事は、東京都千代田区神田錦町二丁目の「(仮称)神田錦町二丁目計画」新築工事に5月1日から着手したと発表した。東京電力グループが進める、特定エリア内で複数の建物をつないだ専用の電力ネットワークによって非常時に電力を融通する「プレミアムグリッドサービス」を導入する。災害停電時には、非常用発電機から住友商事が運営する複数の周辺ビルへ電力を供給・融通する。
2017/05/23
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総務課長ヨシオのBCP策定メモ
第2回:今更ながら、BCPを作らせていただきます!
数日後、ヨシオは総務の引継ぎファイルの中から背表紙にBCPと書かれた1冊を取り出し、しばらく読みふけっていました。BCPの策定リーダーを命じられたからには、まず前回のBCPがなぜ完成に至らずにうやむやになってしまったのか、その原因と経緯を知っておかなければなりません。でないと、また同じ失敗をするかもしれないからです。
2017/05/18
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全員参加と徹底した「見える化」
包装資材や緩衝材の製造を手がける株式会社生出(東京都瑞穂町)は、2009 年に世界的に大流行した新型インフルエンザパンデミックをきっかけにBCP の策定に着手。中小企業ながら事業継続マネジメントシステム(BCMS)の国際規格を認証取得し、自社が被災した場合や、社員の一部が出勤できなくなった場合でも顧客企業に製品を供給できる体制を整えている。
2017/04/25
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静岡県、市町のBCP策定支援チーム
静岡県は17日、市町の危機管理体制の強化のため「市町支援チーム」を発足させた。市町のBCP(業務継続計画)策定支援などを行う。
2017/04/20
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シナノケンシ、東芝からBCP機能導入
東芝 インダストリアルICTソリューション社は3月28日、モーター製造・販売のシナノケンシ株式会社(本社:長野県上田市)に納入している調達システム「Meister SRM」に「BCP管理機能」を追加したと発表した。シナノケンシは今後、本格稼働に向けて取り組む。
2017/04/20
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事業継続と復興支援を両立。「何をすべきかが共有できた」
宅配大手のヤマト運輸は、地震発生から14日後の3月25日、岩手、宮城、福島の3県全域で宅配サービスを本格的に再開した。東日本大震災では、東北地方を中心に多くの営業所が被災し、うち、9店が津波により全壊した。こうした中、同社ではBCPの基本方針に従い、ヤマトグループ内の関連会社と協力しながら現地の宅配事業の早期復旧を果たした。
2017/03/10
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「復旧作業」が最大の使命。企業市民としての役割
大林組では、BCPの基本方針として「インフラの復旧工事への協力」、「施工中現場の早期再開」、「施工済み物件の復旧支援」の3つを震災発生時に優先すべき業務と定めている。東日本大震災では、震災直後からインフラ復旧の協力体制を整え、早期の初動対応を実現。その後も全社一丸となって復旧活動に取り組んだ。
2017/03/10
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最優先で受注を中止。消費者への負担を避ける
住宅機器メーカー大手のクリナップでは、福島県いわき市にある主力工場群が、東日本大震災の影響により、水道などのライフラインの停止や燃料不足、調達先のサプライヤーの被害を受け、操業を停止した。同社では、即座に受注を中断、さらに震災前に成立していた契約をすべてキャンセルすることで、消費者への影響を最小限にとどめた。震災直後から災害対応にあたった同社総務部長の島崎憲夫氏に事業が復旧するまでの取り組みを聞いた。
2017/03/10
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BCPを支えたもの~工場全壊から被災前を上回る勢い~
本誌5月25日号 (Vol.25) で紹介した、 津波で壊滅的な被害を受けがらもBCPの発動により被災後8 日で事業を再開させたリサイクル会社の株式会社オイルプラントナトリ (宮城県名取市)。現在同社は プラントの全面復旧を進めながらも、 既に被災前と同じ売上を確保するまでに事業レベルを回復させた。 同社のBCPを支えたものは何か。 再び現地を訪れた。
2017/03/10
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BCP策定を断念する企業も
NTTデータ経営研究所は20日、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に実施した「東日本大震災発生後の企業の事業継続に係る意識調査(第4回)」の結果を発表した。現在BCPを策定済みの企業は約4割、策定中を含めると6割を超えるが、「BCP検討途中で策定を断念してしまっている企業も多い」(同社)などの結果が出た。
2017/02/23
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九州のBCP策定率、わずか25%
日本政策投資銀行(DBJ)は1日、「地域の災害レジリエンス強化に向けて~熊本地震における企業の防災、事業継続に関する実態調査~」と題した調査レポートを公表した。2016年に発生した熊本地震での防災やBCP(事業継続計画)などについて、九州7県に事業所を置く自動車・半導体関連事業者にアンケートを行い、343社が回答。BCPの策定率は25%にとどまっていたことがわかった。
2017/02/02
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医療ガス供給で患者の命を守る LPガスを利用した車両・施設の燃料確保
家庭用・産業用・医療用ガスの製造と関連サービスを提供する北良株式会社(岩手県北上市)は、同社で製造するLPガスを、車両燃料や工場の非常用発電機の燃料に活用することで、災害時にエネルギーが不足しても事業を継続できる。
2016/11/29
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BCPと環境の一体的推進 有事の燃料調達を避けるために
佐川急便を中核に物流インフラを担うSGホールディングスでは、事業継続マネジメントと環境マネジメントの取り組みを併せて行うことで、平時から燃料への依存度を低くするとともに、災害時にも確実に事業が継続できる体制を構築している。環境負荷低減に加え、企業としてのエネルギーセキュリティの観点から天然ガス車を積極的に導入するなど、事業の効率化に加えて車両そのものを減らすことで有事の燃料調達をできる限り避ける。これまでの成果を聞いた。
2016/11/28
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営業継続が安心をもたらす センターや工場被災でも商品届ける
電気、ガス、水道、通信などのライフラインに続き、被災時に重要になるのが、食品や日用生活品を販売するスーパーやコンビニエンスストアの存在だ。店舗の営業継続は被災地域に食料をはじめとした生活必需品を届けるだけでなく、安心をもたらす。東日本大震災後のローソンの取り組みを取材した。
2016/11/22
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総検証BCP 東日本大震災を生き抜いた16社の証言
本誌では、3月11 日の東日本大震災においてBCP(事業継続計画)がいかに機能したのか、その実際を取材してきた。津波により壊滅的な被害を受けながらもBCPの発動により約1週間後から業務を再開させた宮城県名取市のオイルプラントナトリ、10 mの津波も想定したBCPをつくり事業を止めることなく継続し続けた仙台市の皆成建設をはじめ、大企業から中小企業まで16社を誌面で紹介してきた。今号では、これらの企業の証言から見えてきたBCPの実効性を高めるポイントを紹介する。
2016/11/22
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燃料と専属車両を事前確保 災害時に備えた燃料調達BCP
株式会社日立物流では、東日本大震災での燃料不足を教訓に「燃料調達BCP」を策定した。災害時に同社所有のトラックや外注協力会社のトラックが3日間は運行できる燃料を平時から燃料会社に備蓄してもうとらともに、災害時には専属のタンクローリーが同社の要請に応じて各備蓄拠点から燃料を必要とする営業所に向けて出動できる体制を整えている。
2016/11/20
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責任と権限を明確にする 大切なのはリーダー
最先端のテクノロジーで世界のIT産業を牽引し続けるIBM。170カ国以上でビジネス展開する同社にとって、BCPは、そのブランド力を保持する上でも、表面的な「形」だけではなく、現場社員までを含めた組織全体の文化になっていることが求められる。
2016/11/06
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従業員の意識が変わる! BCP先進企業が明かす教育手法
半導体の元となるシリコンを切断、切削、研磨する半導体製造装置の製造と販売を行う株式会社ディスコ(東京都大田区)。高度な技術でそのシェアは約7割と世界をリードする企業だ。同社は2008年に事業継続マネジメントシステムの英国規格BS259992を取得し、2012年には国際規格となったISO22301の認証を日本で最初に取得した(本誌調べ)。従業員教育にも余念はない。今年度は全社の事業継続の活動目標にBCPの実行力向上を掲げ、実動演習の回数の増加と、従業員が自身の身を守れるようになる活動に取り組んでいる。
2016/11/06
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年間550回以上も訓練 全従業員で来場者と帰宅困難者の安全確保
東京ドームをはじめ、遊園地やスパ、ホテルなどが集積する東京ドームシティは、都心にある唯一の大規模レジャースポットだ。子どもから大人まで年間3700万人以上の人々が訪れ1年を通して混雑する場所でもある。この来場者に加え、災害時には、行き場の無い帰宅困難者が押し寄せる。運営する株式会社東京ドーム(東京都文京区)にとって、防災や安全対策は、全社員が取り組む最優先課題となっている。
2016/11/06
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組織体制をシンプルに(中外製薬)
大手製薬会社の中外製薬もEHSを統合させた全社的マネジメント体制の整備を進めている。本社や支店、工場、研究所をそれぞれ1つの事業所とみなし、CSR 推進委員会が統括する体制だ。これまで工場で認証取得していた環境マネジメントシステムISO14001を応用し、すでに効果が出始めているという。
2016/09/27